芸能人の名前が出てこない、好きな曲の歌詞が頭に入らない……。いろんな症状が私の脳の劣化を示しています。人生においてさほど役立たないCMのセリフを丸暗記して喜んでいる4歳の娘を見ていると少し切なくなりますが、「私は私」と自分に言い聞かせる毎日です。
さて、アルクのとことんスピーキング練習シリーズ『英会話コエダスMyET版 プレミアパック』ですが、勉強開始から1カ月が経過しました。通信講座『英会話コエダス』とPCで発声の練習ができる『MyET版』の強力タッグ。アラフォー主婦の英語力は本当に向上するのでしょうか。今回は通信講座『英会話コエダス』のお話から始めましょう。
コエダスで鈍った脳をビシバシ鍛える
128の重要表現を学習する『英会話コエダス』。レベルは「TOEIC350点~」とのこと。確かにテキストをパラパラ見た感じだと簡単そうですが、侮っちゃいけません。前回私の恥ずかしい失敗談をお伝えした道案内の英語とか、友人に久しぶりに会ったときの最初の一言とか、色違いの服があるか店員に聞くときとか……。どれも出てきそうで出てこないフレーズばかり。勉強していると自分の英語の"穴"を一つひとつ繕っていく感じがします。
各ユニットにはとにかく、音読、リピーティング、ロールプレイングと声を出すタスクがたっぷり。イラストや単語のヒントを手掛かりに、CD音声の問いかけに瞬時に答える訓練なんかもあって、英語の反射神経みたいのをビシバシと鍛えていく感じです。
標準学習期間は4カ月。1日40分×週4日のペースでOKなわけですが、私の場合は娘のきまぐれな早起きや、私自身の二日酔いで"しくじり"が頻発するので、基本的に毎日テキストを開くようにしています。
暇があればすぐに"先生"と楽しく「コソ勉」
そして『MyET版』。こちらもかなりハマってます。前回も紹介しましたが、ざっくりいうと英語の個人教授をしてくれるソフトウェア。教材のUSBとマイクをPCにつなぎ、お手本の音声に続いて英語を繰り返し、スピーキングの練習をしていくってわけです。英文は『英会話コエダス』のSkitだから効果倍増って感じ。自分の覚えたいフレーズを繰り返したり、ロールプレイの練習もできちゃいます。
私の場合、家での勉強でも小さな声でボソボソ……ってことになりがちですが、『MyET版』ならそれはなし。なぜって、マイクを通して聞こえてくる私の英語の発音、ピッチ、リズム、強勢をチェックしてセンテンスごとに採点してくれるので、まったく気が抜けないんです。
よくできたときには「Good!」とか「Excellent!」といった具合に"先生"がアメリカンに盛り上げてくれます。「ほめられる」ことにすっかり飢えてしまったアラフォー主婦にはたまりません。私、そのセリフ欲しさにかなりねちっこく勉強しています。
お気に入りは「強化練習」。画面上の英文が途中で消え、音声だけを聞いてリピーティングをするのです。しっかり発音しないとやり直しさせられたりして結構難関。各英文は少なくとも4回は口に出すし、さらに最後にもう一度すべてのセンテンスをリピーティング。終わるころには考えなくても口からセンテンスがポンポン出てくる感じがします。
通信教育はもう孤独じゃないんです
それにしても時代は変わりました。アルクのWEB採点サービスに「テストコ」ってあるんですが、これが凄い! 自分の学習プランを設定できるカレンダー機能があったり、学習記録機能があったり。翌週の学習予定を知らせてくれるリマインドメールまで送ってくれるっていうからまるで"担任"の先生みたい。勉強が終わった部分の復習テストもできちゃいます。
通信講座ってどこか「ひとりぼっち」ってイメージありませんか? でもこんな学習支援システムがあれば頑張れそう。あと、アルクのコミュニティサイト「アルコムワールド」にあるクラブアルク会員用のエリア「CAMPUS」(キャンパス)も楽しそうなんです。通信講座ごとの「クラス」もあって同じ教材で勉強している仲間同士でやり取りしたり、担任のコーチに質問したりできちゃうんだって。せっかくだから「コエダス」のクラスでアラフォーのお友達を探してみようかしら。
タイで実践した"先行逃げ切り"の英語
ところで私ごとではありますが、このほど家族とタイ旅行に行ってきました。タイ人の微笑みにいやされる、とびっきり辛いタイ料理に唸る、ゾウさんに乗って「ぞうさん」を歌う…といろいろ目的はありましたが、せっかく続けてきた英語学習。「この灼熱の国で私ガンガン英語を話してみるわ」。そんな決意を引っ提げての旅行でもあったのです。
心がけたのは"先行逃げ切り型英語"。コエダスを勧めてくれたアルク英語教材編集部の山本副編集長が言ってました。「英語を話すのが苦手な人は質問される前に質問しちゃえばいい」って。
で、実践しました。例えば「How can I get to Central world?」とか「How long does it take to get to the ●●hotel?」とか「Can I try this on?」とか。今までだったら頭の中で考えてから話し始めていたようなフレーズがフライング気味に私の口から出てきます。どれもコエダスに出てきた表現のような…。考える前に勝手に口がしゃべり始めるような感じ。自分の英語に少し自信がついてきたからでしょうか、両親の部屋と私たちの部屋を隣同志にしてほしいとか、子ども用の小さいおにぎりを作ってほしいとか、そんなお願いも英語でできちゃったのです。
もちろん途中で詰まったり、言い直したりってこともあったし、決して流ちょうな英語ではないけど、こっちからどんどん質問していく作戦は成功。あとは適当にあいづちを入れる程度で十分でした。通じるってやっぱり気持ちいい!! コエダスで英語を話す反射神経みたいなものも随分鍛えられたようです。なんだか「見~つけた」って叫びたい感じ。私、この教材に惚れました。4カ月がっちり勉強したら『英会話コエダスアドバンス』でもっと"上級な女"になろうと目論んでいます。
『英会話コエダスMyET版 プレミアパック』についてはこちら(体験版もあり)
アルクの朝英語サイトはこちら