小さかった子どもが、気づいたら大学生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生の息子2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。
「乳児は肌を離すな」から始まる子育て四訓という有名な言葉があります。
その後「幼児は手を離すな、少年は目を離すな、青年は心を離すな……」と続き、言うまでもなく我が家は青年です。心以外は離すべき年齢なのです。
幼児の頃からスキンシップ多めだった次男が、反抗期を経て母ちゃんにくっつかなくなってから早数年。「反抗期終わりました、母ちゃんのことだーいすき(再び)」とはなりませんよね! そりゃそうだ!
次男の方から来ることはありませんが、私からはまだギリギリ許されているようで……
数え切れないくらい撫でてきた次男の頭。私は特に理由がなくても、ただ可愛いなーと思っただけでも頭を撫でる癖がありました。手が子どもたちの頭の形を覚えています。たまに懐かしくなって、よしよししたくなる時があるのです。
次男が謎のダンスをして腰を落としていると、背が低くなるのでちょうどいい高さに頭があるじゃないですか。せっかくだしと頭を撫でても次男はスルー。どうでもいいのです。でも嫌がりはしないのです。
友人は、息子が中学生の時
「修学旅行でしばらく離れて寂しいから抱っこさせて! とお願いしたら息子はしぶしぶOKしたけど、嫌すぎてずっと海老反ってた」
と言ってました。我が家はスルーされてるだけまだマシかもしれません。
「肌を離すな」から始まった子育て。
最後に残されたスキンシップは、手が覚えている頭の感触を確かめることですね。
ここは、まだしばらく許していてほしいですね。
次男、19歳おめでとう!