小さかった子どもが、気づいたら大学生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生の息子2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。

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前回に続いて、今回も次男の反抗期のお話です。

次男はゲームが大好き。そんな子どもはたくさんいると思いますが、家庭用やスマホゲームだけではなくゲーセンのゲームが好きなのです。なので、中高生~今も、暇さえあればゲーセンに通っています。

私もゲームは好きなので、ゲーセンに特に悪い印象はなかったのですが、反抗期で会話もままならず、勉強もせず、成績も落ちている……。そんな状況でゲーセン通いとなると「ゲームのせいじゃないの?」と疑ってしまったのも事実。必要以上にゲームに対して当たりが強くなっていました。

でも、好きなものを悪く言われて、喜ぶ人がいるでしょうか。

次男にとってゲームは大切な趣味です。正直、これが図書館に通ってて帰りが遅いのなら、読んでる本に関わらず歓迎したでしょう。それもおかしな話です。次男の趣味を選ぶのは、私ではありません。

とはいえ、どんなゲームをしているのかわからないと、想像のしようもない。なので、外食先の近くにあったゲーセンに行き、次男のプレイ姿を見学しました。すると……

ゲームうまい!!

100円でめっちゃ長い間遊んでる!!

おっとり次男が、あんなに早く手を動かしてるのを初めて見ました。

お金を使いすぎなのではと心配していましたが、意外とコスパの良い遊びでした。

それからは私自身もゲームへの興味が増し、次男と話ができるようになりました。好きなものをまるで悪者のように扱われてた時は、次男もさぞ不愉快だったでしょう。

これがきっかけだったのか、単に成長なのかはわかりませんが、この頃からだんだんと打ち解けて笑顔が戻り、話ができるようになりました。

反抗期、二人合わせて4年。

長かったですが、終わった先にはちょっと大人になった高校生の子どもたちが待っています。成長して、大人同士の会話もできるようになり、頼もしい存在になりました。

ふ~~やれやれ!

反抗期、お疲れ様でした、私!!

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