小さかった子どもが、気づいたら大学生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生の息子2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。

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  • 次男の反抗期、会話が少なかったころ。「そういえば満天の星空見たことないな…」次男のつぶやきを耳にしたので
  • さっそく見に来ました! 次男「おおー!」
  • 母「土星の輪っかも見えるらしいよ」次男「ほんまや!」久しぶりに何かに夢中になる次男を見て
  • なんとなく小さい頃に戻った気がしました。反抗期、一旦お休み

前回に続いて、今回も次男の反抗期のお話です。

我が家は毎年、夏に家族旅行に行きます。ほぼ近場ですが、次男が歩きだした1歳から欠かしたことがない恒例行事です。

今年はどうしようかなあ、反抗期だろうと旅行は行くぜ! と思ってたら、次男がぼそっと「満天の星空が見たい」と言うではありませんか。あまり自分から何かをしたいと言うことも少ないので、これ幸いと飛びつきました。

本人の意向も聞かず、ほぼサプライズ状態でやって来ました山の中。次男は特に天体に興味があるわけではなく、もしかするとせっかくの天体望遠鏡も「どうでもいい」とスルーされる可能性もありましたが……。

望遠鏡に不慣れながらも、次男は長男と一緒に、土星の輪を見るまで長時間望遠鏡を見続けてました。

反抗期で、衝突ばかりしていたので、何かに夢中になる次男を見たのは、これが久しぶりでした。

その後、草むらに寝転がって見た、本物の満天の星空。幸いお天気にも恵まれ、天の川も肉眼で見えます。スマホの星空アプリをかざしながら、次男の希望だった星組観察を堪能することができました。星空の下では反抗期もお休みです。

なんとなく、この頃から会話がスムーズになってきた気がします。反抗期の終わりは、わかりやすいきっかけがあるわけではなく時の流れかとは思っていますが、タイミングとしてはこの旅行でした。

反抗期、あと少し……

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