小さかった子どもが、気づいたら高校生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生と高校生の2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。
子育てとは……少しずつ手が離れていき、母の出番は減っていくもの……
その中でもかなり大きなウェイトを占めていた『お弁当作り』から、この度とうとう解放されました!! おめでとう私ーーー!!
私は、正直言って料理が苦手です。20年以上家族の食卓を任されておりますが、やりたくなくてもある程度は考えなければならず、ゆえに仕事量は多く、けっこうなストレスでした。給食があったのは小学校だけで、あとはずっとお弁当。中高は学食を頼りにしていましたが、それでもお弁当がメインでした。
幼稚園の頃は小さいお弁当箱が華やかになるように可愛くしたり、たまにキャラ弁を作るもののあんまりウケなかったり……。中高生は定番の2段重ね弁当でしたが、スペースが多くおかずが埋まらないので毎日野菜炒めで場所を取り……。そして18年近くお弁当を作っているのに玉子焼がまだうまく焼けません。
今思い返すと、料理が苦手なりに四苦八苦していた頃もいい思い出です。
こんな母の作るお弁当ですが、子どもたちはお弁当を残したことが数えるほどしかありません。いつもお米一粒すら残らず、きれいさっぱり食べてくれます。これは日々の夕食も同じで、好き嫌いがほとんどないことと、出されたものは食べる性格なので”食べてくれない”悩みとはありがたいことに無縁でした。
息子たちよ、母ちゃんの愛情たっぷりとは言えない適当なお弁当だけど、18年間残さず食べてくれてありがとう。これからは自分で調達してください!!
