小さかった子どもが、気づいたら高校生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生と高校生の2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。

子どもはこんな風に育ってほしい……という理想、つい考えてしまいますがそんなに上手くはいかないものです。

長男は一歳で文字を認識し、早くから本を読み知識を詰め込んでいました。末は博士か学者とほのかに期待しましたが、単に生まれながらにしてオタクだったのです。活字オタクだからなんでも読むし覚えるし、物語に触れすぎて国語無双でした。

途中、淡い期待はことごとく撤退。世の中には文武両道で芸術にも長けておまけに容姿がいい、なんて人もザラにいますが、長男は得意分野の駒が限られてます。得手不得手がハッキリしててるのでやりたいこと探しをする必要もなく、大学はそのまんま文学部です。文学部は就職で苦労すると言われてますが、だからって就職に強い学部に行けるほど器用ではないのです。

結局幼児の頃と何も変わってません。後からの修正は効かないなあと、子育てしていてしみじみ思います。

今思えば……もし我が家がスポーツ一家で、子どもには必ずスポーツをさせる家庭だったら長男は辛かったかもしれません。

母ちゃんが運動音痴で良かったな!