小さかった子どもが、気づいたら大学生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生の息子2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。
ファッションのフの字にも興味がなかった高校生時代。
大学生になるにあたって、今までただ切るだけだった髪も美容室で整えてもらい、無理のない範囲で新しい服を買い、なんとか大学デビューを果たしました。
※編集部注:長男さんの大学デビューは連載第7回「大学デビュー前夜」、第16回「大学デビューその後」、次男さんは連載第61回「大学デビュー前夜・次男編」・62回「次男の大学デビュー・ファッション編」でも紹介しています。
これで母のミッションは完了、おしゃれの世界へようこそ!
あとは自分で服を用意してください!!
……と、思っていたのもつかの間……
限られたお小遣いやバイト代では買えるものに限界があり、そんな時に服を選ぶわけがなかったのです。
安い服を着回し続ける長男。黒と白と茶色の服しかない。
高校生まではただ男子だからという理由で青系メインでしたが、それが茶色に変わっただけです。
それでもまだ長男はたまに自分で買っているからマシな方でして……
次男はですね……服を寒暖を調整する布だと思ってますね……
おしゃれやデザインではなく、快・不快で服を選んでますし、この連載で着ているパーカーは今年もヘビロテです。何年着るつもりなのか??
服は、好きな人には大切だけど、興味がない息子たちにしてみると著しく優先順位が低い。
当たり前のことですね。私だって興味のないものにお金をかけることはないです。
しかし服は消耗品ですからヨレヨレのTシャツを着せるわけにもいかず、また母ちゃんが4人分をまとめ買いして大荷物で買い出しに行くことになるのでした。