カメラレンズへのアイコンタクト
前回の記事で詳しくご説明したように、オンライン面接では相手方とつながった段階でまずカメラのレンズを見ることがポイントです。
私は「第一印象は5秒で決まる!」と申し上げていますが、オンラインの場合は部分的にしか映らず印象を与える範囲がグッと狭まります。
特に顔、目に集中され、2~3秒であなたの印象が決定づけられてしまいます。
モニターの相手方を観察することも絶対に必要ですが、自分が与える印象を考えると、カメラを見る癖をつけておくとよいでしょう。
また、「○○には自信を持っております」や、「はい、お任せください」「精一杯取り組ませていただきます」など、アピールしたい場面のときは尚さらカメラ目線で決めたいものです。
メモをとる技術
対面の場合は、面接の最中にメモをとるなどという行為はなかなかできないものです。しかし、上半身しか映っていないオンライン面接中でしたらそれも可能でしょう。
例えば、面接官から一度に複数の質問されたときなど、緊張していると1つ目の質問に答え終わってから「あとの質問なんだったっけ……」と困ってしまうことにもなりかねません。
そんなとき、目線は下を向けずにササッと質問の要点だけメモし、途中チラっと見れば、いっぺんにいくつかの質問をされていても漏らすことなく答えられます。
逆に、こちらから質問させてもらえる場面があった際などは、お答えいただいている内容や、その数の多さによってはメモを取ることにより、印象を上げることができることも。
その際、あえて「恐れ入ります、メモを取らせていただいてよろしいですか?」とお伺いをたててから書き始めると、うつむいて書いているにもかかわらず、熱心、誠実、真面目、真摯なイメージが強まり好印象となります。
カンペはテーブルに置く??
メモは良しとしても、カンニングペーパーに関してはやはり相手に知られたくないですよね! そこでお勧めなのが、カメラレンズの横や上にセットすること。
通常カンペ類はテーブルに置きがちですが、画面より下を見ながら話しているとどうしても「読んでるな」と気づかれてしまいます。でもカメラのすぐ横や上でしたら疑われる確率がグンと減るはず。
ただし、私のお勧めは、書いた文章を「読む」のではなく、ポイントだけ書いておくこと。それをそのときの自分自身の言葉で話すのが大切なのです。
綺麗な文章を読んだり丸暗記したりするよりも、ずっと自然で好感度もあり、気持ちも通じやすいものです。