前回は、面接で有効な「好感音」について詳しくお話させていただきました。

対面の面接であっても近年増えているオンライン面接であっても、あなたの声は、面接官に与える印象の重要な要素のひとつです。それを上手にコントロールできるのですから、ぜひ「好感音」を復習しておいてください。

さて今回は声に関するもうひとつの技をお伝えいたします! 面接での受け答えでさらなる好印象を残せるよう、今からしっかりと意識して取り組んでいきましょう。

腹式発声のメリット5選!

面接において、「好感音」と共にぜひ意識してほしいのが「腹式発声」です。では、その優れた点とは……?

1.相手に確実に声が届きやすい
2.大きな声でなくともクリアな音で聞きやすい
3.響きが出てキレイな声になる
4.長く話しても疲れない
5.仕事がデキるイメージになる

こんなお得だらけの発声をマスターしない手はないでしょう。もちろん、実際のビジネスシーン、特にプレゼンや商談のときにも大いに役立ちます!

先ずはこちらからマスター

私の女性生徒さんはヨガをされている方が多くいらっしゃいます。インストラクターの方から「腹式で」と指示されるとのことで、女性の方のほうが腹式呼吸に慣れているといった印象です。

ただし、その呼吸法だけをしっかりとレクチャーしてくださるわけではないようで、「腹式呼吸のつもり……」という方も少なくないのですが!

そのため、私のスクールでは、男性の方々や「やってるつもり」の女性の方々には少し丁寧に呼吸法をお伝えしています。

まず、息を吸ったときにお腹が膨らむことを意識してみましょう。では逆に息を吐いたときは? そうです、お腹が凹みますね。先ずはこの腹式呼吸が自然にできるようマスターしておいてくださいね。

次に腹式発声をトライ

そして、次はいよいよ腹式の発声です! 上記と同じように、はじめに空気をお腹に入れてください。先ほどは、その後息を吐きましたが、今度は息ではなく声にして出していきます。このときにお腹が凹んできたら、腹式ということになります。

その声は響いていますか?

実は、腹式ができているのか、できていないのか、ご自分では「わかりません!」とおっしゃる生徒さんも。目安としては、「響いている」「喉がとても楽」という感覚になります。

腹式発声は、美しく響く音を作り出してくれます。そして、聞き手にハッキリと伝わり聞き心地が良い音となるのですから、ぜひ面接に向け練習しておくことをお勧めします。