面接会場のドアを開けてから着席する椅子まで、たとえわずか数歩の距離であったとしても、その間あなたの歩き方が面接官に与えるイメージは決して小さいものではありません。
オドオド、ダラダラ、堂々、颯爽……さあ、あなたは一体どんな印象を持たれているでしょうか?!
歩き方というのは長年の癖です。また、自身でちゃんと確認する機会というのは意外とないものでしょう。
しかし、面接対策のみならず、あなたのウォーキングスタイルは毎日多くの人の目に触れるはず。だからこそ、ここで一度しっかりとチェックしてみることをお勧めします。
ウォーキング その前に
ウォーキング自体の説明に入る前に、これまで何度もお伝えしてきた姿勢についても今一度触れておかなければなりません。立ち姿勢がスマートではない人が、歩き方が颯爽とカッコいいわけがありませんので!
足を一歩運び出す前の段階として、まずは「爽やかさと誠実さ両方の印象を与えられる」正しい姿勢をしっかりマスターしてから歩き出しましょう。詳しくは過去記事でチェックなさってくださいね。
NGウォーキング その1.かかとを引きずる
よく聞く言葉だと思いますが、私のスクールへいらっしゃる生徒さんを拝見していると、決して少なくない数の方がかかとを引きずりながら歩いているのです。
この癖は、やはり男性が圧倒的に多く、かったるそうでやる気が全く感じられないマイナス印象となりますので要注意です。
着地はかかとからとなりますが、一旦下ろしたかかとはそのまま位置を変えることなく、重心をつま先まで移動させことを意識しましょう。
NGウォーキング その2.ガニ股、内股
骨格の理由もありますが、自分自身での気づきと実践で多くの方が非常に改善しています。ガニ股は大柄に、そして内股は自信なく映りますので、どちらも面接ではプラスになりません。
まずは自分が歩く時の足の位置を、鏡や動画でチェックし、その日からほんの少しの距離であっても意識して歩いてみましょう。
NGウォーキング その3.歩幅
私のスクールの立ち居振る舞い講座では、まず皆さんに普段のまま歩いていただいています。すると、驚くことに歩幅が小さすぎる方が多いこと!
それではいくら背筋がスッと伸びていても、引きずるような足の運びをしていなくても、全体的なウォーキングのイメージは大きくダウンしてしまいます。
自分のことかな? と気になった方は、今日から1.2~1.3倍ほど大股にあることを意識なさってください。見違えるほどスマートに映るはずです!