就活生にとって、最もドキドキ緊張される場面が面接でしょう。面接会場でのマナーや立ち居振る舞いについてはこれまでの記事を読み直ししっかりご確認くださいね。

前回は、諏内えみ考える3大注意点をお伝えいたしましたので、そちらも見落としがないように!

さて、今回は、面接当日の装いについてもお伝えしておこうと思います。私が常に申し上げていること、それは「人は見た目」です! 立ち居振る舞いだけでなく、印象よく装いも整え、すべて完璧という自信をもって面接に臨めるよう、ぜひご覧ください。

スーツのボタンはいくつ留める?

男性の場合、スーツのジャケットのボタンは3つボタンか2つボタンが主流でしょう。「大事な面接だからかしこまって見えるように」とすべてのボタンを留めてしまうのは、スーツの着こなしルールとしてはNGなのです。

3つボタンのジャケットの場合は、上の2つのボタンを、2つボタンの場合は上の1つだけのボタンを留めるようにしてください。

女性のスーツは特にそのような決まりはありませんしデザインもさまざま。男性用ジャケットと同じ留め方になさるか、すべて留めるか、だらしなくならないよう鏡をご覧になりながらチェックしてみてください。

見落とし多し! ボトムスの丈

特に学生の皆さんはスーツを着なれていないこともあり、ボトムスの丈に無頓着な方も少なくないようです。スーツ購入時にチェックするのはショップのフィッティングルームの鏡や店内の姿見でしょう。もちろん立ったままでのサイズ確認になります。

しかし、面接会場では椅子に腰かけて話をすることになりますので、実は座った際のパンツやスカートの丈というのも大切なチェックポイントになるのです!

男性の方、椅子に座ったときにパンツとソックスの間から脚が見えていませんか? 女性の方、スカートの裾が上がってしまい気になりませんか? 特にタイトスカートの場合は腰かけた途端に上に引っ張られてしまい、想定外に膝上まで見えてしまうこともあります。

男性も女性も購入時には椅子をお借りするなどして、必ず座った際の見え方を確認しておきましょう。

あなたのカカトは見られている!

もう一つ盲点と言えるのが、靴のカカト部分です。履いてしまうと自分では見えにくいため、かなり削れていてもそのままにしてしまいがちです。

「でも、面接は正面を向いて話すでしょ?!」と思われた方、 いえいえ、あなたの退室する姿も面接官に見られているんですよ。

「ありがとうございました」と一礼をしドアに向かうとき意外と目に入るのが靴のカカトの減り!

歩き方の癖により、短期間で削れてしまうこともありますので、購入店や靴のリペアショップなどで張り替えていただいてくださいね。