これまで就活における礼儀や立ち居振る舞いについて、マナー講師目線から様々なお話をさせていただきました。

ここで一旦、私がその中でも非常に重要と考えていること、好感度アップのためにぜひ守ってい頂きたいこと、そして何より、内定を近づけるための戦略としてのアドバイスとして、「面接で絶対にやってはいけないNG」をまとめてお伝えしておこうと思います。

先ずは、多くの方が陥りがちなNGを3つご紹介いたしますので、これまでの面接シーンを振り返り、身に覚えのある方はもちろんのこと、「緊張していて覚えていない」という方も今後失敗しないためにしっかりと心に留めていただければ幸いです。

アイコンタクトがとれない!

ドアを開けた瞬間、お辞儀の前後、質問に答える際、ドアを閉める際……。このような面接の要所要所の場面では、面接官の目をしっかり見ることの重要さをお伝えしてまいりましたが、あなたはもう身についていますか?

床を見ながらドアを開け、そのまま「○○大学の△△です。よろしくお願いいたします」とお辞儀をしてしまう方の実に多いこと!

これでは訪問の礼儀に反しますね。緊張していようとも、恥ずかしくとも、相手の目を見ての挨拶は基本中の基本です。

退室する際も同様です。複数の面接官の視線を一身に受けているのをヒシヒシと感じているわけですから、目を逸らしたくなる気持ちはお察しします。

が、ここでアイコンタクトが取れないと、なんとも後味がよろしくなく、「なかなかいい青年だったね」とは言い難くなってしまうかも?

質問を繰り返す!

こちらは面接の場面のみならず、ちょっとした会話の中でもあるあるシーンではないでしょうか?

「あなたが今一番興味を持っていることは何ですか?」→「はい、私が今一番興味をもっていることは……◯◯です」
「学生時代にやり残したことはありますか?」→「私が学生時代にやり残したことは……」。

これでは時間のロスになりますし、決して賢い印象は残せないものです。この応答が続くと不快に感じる面接官も少なくないでしょう。

このような人は日常会話でもきっと同様の答え方をしているのでは?!

「最近食べたもので一番おいしかったものは何?」→「ん~ 最近食べたもので一番おいしかったものはねえ…… 」笑

先ずは日々の会話からその癖を封印していきましょうね。

具体例のない回答!

内定を勝ち取りたい一心で、なかには誇大表現や偽りを伝える方もいるでしょう。ここで面接官からの真偽の決め手を左右するのが具体例です。

あなたの伝えたいメリット事項について、いつ、どこで、誰から、どんな言葉で、どのように評価されたか、等を具体的に伝えることを忘れないようにしてください。