就活の面接中にお辞儀は複数回するべきものです。前回は、覚えておきたいお辞儀の種類や、それぞれのシーンに適した角度についてお話ししました。
そこで今回は、総復習として、面接の入室~退出までの一連の流れを想定し、わかりやすく時系列で追ってまいります!
ぜひ面接会場を思い描きながら、シミュレーション、イメージトレーニングしておきましょう。当日、安心して面接に臨めますよ。
いったい、お辞儀は何回するのか?!
1回の面接シーンで私が推奨するのは、基本的に9回。「え、そんなに?!」と思った方も少なくないのでは? では、ドアを開けたところから時系列で確認してまいりましょう。
その前に、念のため前回の復習です! 一般的なビジネスシーンでのお辞儀は以下の3種類でしたね。しっかり確認しておいてください。
15度のお辞儀→会釈
30度のお辞儀→敬礼
45度のお辞儀→最敬礼
では、ドアを開けるところから……
1.「失礼いたします」とドアを開けながら15度の会釈。
2.ドアを閉めたら「○○大学、△△□□と申します。よろしくお願いいたします」で30度の敬礼。
3.椅子の横で、もう一度「△△□□と申します。よろしくお願いいたします」で30度の敬礼。
4.椅子を勧められ「失礼いたします」で15度の会釈。
5.着席し面接のはじめに「よろしくお願いいたします」で15度の会釈。
6.終了時、着席のまま「ありがとうございました」で15度の会釈。
7.椅子から立ち上がり「ありがとうございました」で30度の敬礼。
8.ドアの前で「ありがとうございました」or「失礼いたします」で30度の敬礼。
9.ドアを閉めながら「失礼いたします」で15度の会釈。
以上9回なのですが、上記はあくまで基本。質疑応答、会話の中で、お礼を伝えたり、お詫びを表す場合はもちろん増えていきます。
先ずはこの9回のお辞儀が、シーン毎に自然に行えるよう、繰り返しシミュレーションをしておいてください。
「ここでは30度くらい……」などと考えながらでは緊張した場面で対応できません。繰り返すことによりからだで覚え、スムースな振る舞いを完成しておきましょう。
お辞儀の前後で重要なこと
実は、お辞儀の角度よりも大切にしてもらいことがあります。それは、お辞儀の前、お辞儀の後アイコンタクトです!
特に、お辞儀の後に相手を見ないと大変失礼な印象を与えてしまうのです。緊張していたり、恥ずかしかったりでついつい相手の目を見なかった、ということがないよう、こちらも日ごろから心得ておきましょう。