本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第9回目は、Excelで計算を行うための基本中の基本となる「四則演算」の方法を確認していく。複雑な関数を勉強する前に、まずは簡単な足し算、引き算、掛け算、割り算をマスターしておこう。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

セルの数値を掛け算して別セルに表示

Execlでは、セル内に数式を入力することで、さまざまな計算を行うことができる。表内の数値を掛けたり足したりするケースは多いが、これを手動で計算していたのでは、Excelを使いこなしているとはいえない。複雑な関数を駆使しようとするとハードルは高くなるが、簡単な四則演算ならば覚えておいて損はないだろう。

まずは計算結果を表示させるセル(ここではD2セル)に、半角の「=」を入力する

ここでは掛け算を行ってみよう。1つめのセル(ここではB2セル)をクリックするとD2セルに「=B2」と入力される

続いてD2セルに「*」を入力して「=B2*」にする

もう1つのセル(ここではC2セル)をクリックする。D2セルの表示が「=B2*C2」となるので「Enter」キーを押す

入力した計算式に合わせて「B2セルの数値」×「C2セルの数値」の結果がD2セルに表示された

ここでは掛け算を例に解説したが、「+」で足し算、「-」で引き算、「/」で割り算の計算が行える。これだけでも覚えておくと、いろいろと応用できて便利だ。

セルを選択して「=B2-C2」と入力し「Enter」キーを押す

「B2セルの数値」-「C2セルの数値」の結果が表示された