本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していきます。今回は、PowerPointで作成中のプレゼンテーションファイルに、YouTubeに公開されているオンライン動画を挿入する方法を確認します。説得力を高めるための有効テクニックといえるので、覚えておいて損はありません。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

Youtubeの動画を「埋め込む」

PowerPointでは、プレゼンテーションのスライドに動画を挿入することができます。コンピューター上の動画ファイルだけでなく、YouTubeなどに公開しているオンラインビデオも埋め込むことが可能です。今回は、動画共有サービス「YouTube」上の動画を挿入する手順をチェックしていきます。

ただし、当然のことながらプレゼン時にオンラインビデオを再生するには、PCがインターネットに接続されている必要があるので注意しましょう。

  • まずはChromeなどのWebブラウザで挿入したいYouTube動画のページを開き、再生画面下の「共有」アイコンをクリックします

  • 画面が表示されたら「リンクの共有」欄にある「埋め込む」アイコンをクリックします

  • 画面が切り替わって、埋め込みリンクが表示されます。画面右下にある「コピー」をクリックすれば、リンクのテキストがクリップボードにコピーされます

  • PowerPointでプレゼンテーションを開いて動画を挿入したいスライドを選択。「挿入」タブのリボンにある「ビデオ」をクリックして「オンラインビデオ」をクリックします

  • 「ビデオの挿入」画面が表示されたら、「ビデオの埋め込みコードから」の入力欄上で右クリックして「貼り付け」を選択します

  • コピーしたリンクテキストが貼り付けられるので、入力欄右端の「挿入」アイコンをクリックします

  • スライドにオンライン動画が埋め込まれました

  • 挿入されたオンライン動画をクリックすると「ビデオツール」タブが選択された状態になります。リボン左端の「再生」アイコンをクリックすると、オンライン動画をスライド上で再生することができます

プレゼンテーションを動画として保存

プレゼンテーションのスライドに動画を埋め込むのではなく、プレゼンテーション自体を動画ファイルとして保存しておくと、PowerPointが使えないデバイス上でもビデオ再生という形でプレゼンを行うことができます。こちらの方法も確認しておきましょう。

  • PowerPointでプレゼンテーションを作成したら、「ファイル」メニューをクリックして「エクスポート」を選択します

  • 「エクスポート」画面が表示されたら「ビデオの作成」をクリック。必要に応じて画質やスライドの表示時間などの設定を行い、「ビデオの作成」アイコンをクリックして保存先を指定します

  • 指定した保存先に動画ファイルが作成されました。このファイルを再生すれば、PowerPointが使えないデバイスでもプレゼンを実行することが可能になります