本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。今回は、Wordの文書に現在の日時を自動的に入力する方法を確認する。定期的に更新する文書を作成する際に役立つテクニックだ。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

「挿入」タブの「日付と時刻」から設定する

業務日報をはじめ各種報告書やFAX送付状など、作成した日時を入力するタイプの文書は多い。ところが、日付や時刻を入力するのは意外と面倒な作業で、間違った日時を入力してしまう可能性もある。とくに同じ文書テンプレートを使いまわすなら、作成時の日付や時間が自動で入力されるようにしておくのが効率的といえる。Wordには、文書内に書かれた日付と時刻を自動的に更新して表示する機能が搭載されている。「挿入」タブにある「日付と時刻」アイコンから簡単に設定することが可能だ。

Wordの文書を開いたら日付を入力したい箇所を選択する

「挿入」タブを選択して、リボンにある「日付と時刻」をクリックする

「日付と時刻」画面が表示されるので「言語の選択」欄で「日本語」を選択。「カレンダーの種類」欄で「和暦」か「グレゴリオ暦」のどちらかを選択する

「表示形式」欄で使いたい表示形式をクリックして選択。右下にある「自動的に更新する」にチェックを入れて「OK」をクリック

選択した表示形式で日付が入力された。文書を保存しておけば、開いた際にそのときの日付が自動的に入力されるようになる

自動更新する日付の形式は「和暦」「グレゴリオ暦」のどちらでも選択できるが、時刻(または日付と時刻)を入力したい場合は「グレゴリオ暦」を選ぶ必要があるので注意しよう。

現在の時刻を自動で入力したい場合は、「日付と時刻」画面の「カレンダーの種類」欄で「グレゴリオ暦」を選択する

現在の時刻だけでなく日付+時刻を入力して文書を開くたびに自動更新させることも可能だ