本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第29回は、Excelに用意されている便利な関数を使ってみようシリーズの第1弾。指定したセル範囲の数値から順位を求める「RANK.EQ」関数を例に、関数の使い方の基本を確認する。
本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています |
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「=関数名(引数)」という書式が基本となる
Excelには便利な関数が多数用意されており、手動で行うと手間がかかる計算や各種処理を簡単に実行することができる。関数は「=関数名(引数)」という書式で記述するのが基本。ここでは「RANK.EQ」関数を使い、売上金額を参照して各支店の売上順位を表示させてみる。
RANK.EQ関数の入力方法は「=RANK.EQ(数値,参照,順序)」となる。「数値」は順位を知りたい金額(数値)が入力されたセルの番号、「参照」は順位を出したい(参照したい)セル範囲で、最初のセル番号と最後のセル番号を「:」でつないで記述する。最後の「順序」は「0」か「1」を入力。「0」を入力すれば降順(大きい順)に順位を求め、「1」にすると昇順で順位が求められる。数式の入力は一見難しそうに感じられるかもしれないが、引数の意味を理解しておけば意外と簡単に行える。関数に苦手意識を持っている方は、今回の「RANK.EQ」関数から数式入力に慣れていこう。