本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第26回目は、Wordの文書に段組みを設定する方法を確認する。読みやすい文書に仕上げたいのならば、覚えておきたいテクニックといえるだろう。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

テキストを入力してから段組みを設定

長いテキストをベタで流しただけでの文書は読みづらいものになりがちだ。そこで、Wordの段組み設定を変更して2段組みのレイアウトにする方法を試してみる。段組みを変更したいテキスト部分を選択状態にしたら「レイアウト」タブをクリックしてリボンの表示を切り替え、段組みの変更操作を開始しよう。

段組みを変更したい部分のテキストをドラッグして選択したら「レイアウト」タブをクリックする

「レイアウト」タブのリボンにある「段組み」をクリックし、プルダウンメニューから「2段」を選択する

選択したテキスト部分が2段組みのレイアウトに変更された。1行(1段)あたりの文字数が少なくなるので読みやすくなる

「段組み」のプルダウンメニューでは、「2段」だけでなく「3段」や「1段目を狭く」(2段組みで左の1段目の幅が狭くレイアウトされる)、「2段目を狭く」(2段組みで右の2段目の幅が狭くレイアウトされる)を選ぶことも可能。また、「段組みの詳細設定」を選ぶと、段の幅(文字数)や段と段の間隔を設定することもできるのでいろいろと試してみよう。

「レイアウト」タブのリボンで「段組み」をクリックし、プルダウンメニューから「段組みの詳細設定」を選択

「段組み」画面が表示されたら「間隔」欄で段と段の間隔を文字数単位で設定し「OK」をクリック

2段組みレイアウトの段と段の間隔が変更された