本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第15回目は、Wordの「インデント」機能を使って、段落の行頭位置を調整する方法を確認する。文書を読みやすくレイアウトする際に有効な機能なので、しっかりと覚えておきたい。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

ルーラーのインデントをドラッグする

Wordに搭載されているインデント機能を使うと、段落テキストの行頭位置と末尾位置を調整できる。行頭位置を調整するには、編集画面の上部にあるルーラーから「左インデント」をドラッグする(リボンのアイコンから調整することも可能)。末尾位置を調整するには、ルーラーの右側にある「右インデント」をドラッグする。

行頭位置を変更したい段落のテキストを選択して、ルーラー上にある「左インデント」アイコンをクリック

「左インデント」をドラッグして移動させると、選択した段落の行頭位置も移動する

末尾位置の変更も同じような手順で行う。ルーラーの右側にある「右インデント」アイコンをドラッグすると調整可能だ

また、「左インデント」の上にある「1行目のインデント」アイコンを右にドラッグすると、段落テキストの先頭行の位置を調整できる。行頭を1文字空けたいときなどに利用しよう。

「1行目のインデント」アイコンを右にドラッグ

段落テキストの最初の行だけ位置を移動できる