本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第14回目は、Excelに搭載されているオートコンプリート機能(第13回参照)をオフにする設定を紹介する。便利だがわずらわしいこともある機能なので、オン/オフの切り替え方を覚えておこう。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

自動入力がわずらわしく感じたら

前回紹介した「オートコンプリート」機能は、セルに数文字入力するだけで同じ列内で入力した文字列から候補を表示する便利な機能だ。ただし、別の文字列を入力しようとしている際に候補が表示され、うっかり確定してしまうこともある。たとえば、「山伏」と入力しようとして「や」を打ったところで「山田」が候補に表示されるとストレスを感じるかもしれない。そんなときには、オートコンプリート機能をオフにしておこう。

オートコンプリートで入力しようとした文字列と違うものが勝手に表示されるのは意外とストレスがたまる

オートコンプリートをオフにするには、Excelの画面で「ファイル」メニューをクリックして画面を切り替え、左下にある「オプション」をクリックする

「Excelのオプション」画面が表示されたら、画面左で「詳細設定」を選択。画面右の「オートコンプリートを使用する」のチェックをオフにして「OK」をクリックする

オートコンプリートをオフにすると、同じ列に入力されている文字列と同じ文字を入力しても候補が表示されなくなる

「Excelのオプション」画面で「オートコンプリートを使用する」のチェックをオンに戻すと、オートコンプリートが有効になる。必要に応じて切り替えて使いたい