本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第11回目は、Excelの「オートSUM」機能を使って、合計値を算出したり、平均値を求める方法をチェックしていく。いずれも基本的な操作なので忘れないようにしたい。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

複数セルの合計値や平均値を求める

では、複数セルの数値をすべて足して、合計値を算出してみよう。たとえば、B2、C2、D2セルの合計値をE2セルに表示させたい場合は、B2~D2セルをドラッグして選択し、「ホーム」タブのリボンから、「Σ」と記された「合計」アイコンをクリック。すると、合計値が計算され、E2セルに自動入力される。

B2~D2セルをドラッグして選択して「合計」アイコン右の「▼」をクリック。プルダウンメニューから「合計」を選択する

隣にあるE2セルに合計値が入力された

ちなみに、B2~B6セルを選択して「合計」アイコンをクリックすると、B7セルに合計値が入力される。このように、行の合計も列の合計も簡単に計算することが可能だ。

また、「合計」アイコンの右にある「▼」をクリックして表示されるプルダウンメニューから「平均」を選択すると、複数セルの平均値を入力できる。

B2~D2セルを選択して「合計」アイコン右の「▼」をクリック。プルダウンメニューから「平均」を選択する

隣にあるE2セルに平均値が入力された

平均値は小数点以下まで表示される。小数点以下をカットしたい場合は、セルを選択した状態で「ホーム」タブのリボンにある「小数点以下の桁数を減らす」アイコンをクリック

さらに、合計や平均といったセルの計算式は他のセルに適用させることも可能だ。セルをクリックして選択し、セルの右下部分をクリックして適用したいセル範囲までドラッグして広げる。これで選択したセルに計算式が適用される。

セルを選択して右下をクリック。計算式を適用したいセル範囲までドラッグする

選択したセルに計算式が適用された