MSI「P6N SLI Platinum」
主な仕様メーカー | MSI |
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製品名 | P6N SLI Platinum |
フォームファクタ | ATX |
対応ソケット | LGA775 |
対応CPU | Core 2 Extreme QX、Core 2 Quad、Core 2 Extreme X、Core 2 Duo、Pentium Extreme Edition、Pentium D、Pentium 4、Celeron D |
対応FSB | 1333/1066/800/533MHz |
チップセット | NVIDIA nForce 650i SLI+nForce 430i |
対応メモリ | PC2-6400/5300/4200×4スロット(最大16GB) |
拡張スロット | PCI Express x16×2(x8 SLI対応)、PCI Express x1×1、PCI×3 |
ストレージ | SATA×4、eSATA×1、PATA×2 |
RAID機能 | チップセットSATA(RAID 0/1/0+1/5/JBOD) |
ネットワーク | 1000Mbps×1(Realtek RLT8211BL) |
オーディオ | 8ch HDオーディオ(Realtek ALC888) |
インタフェース | USB2.0×8、IEEE1394a×2(VIA VT6308P) |
その他機能 | Dual Core Cell |
MSIの「P6N SLI Platinum」は、NVIDIA nForce 6シリーズチップセットのメインストリーム向けチップ「650i SLI」を採用したマザーボード。チップセットこそ680i SLIの弟分ではあるが、製品の位置づけとしてはややハイエンド向けの「Platinum」シリーズの名を冠している。サポートするCPUはIntel製LGA775ソケットCPUで、Core 2 Duo/Quad、Pentium D/4にCeleronなど、幅広く選択できる。
SLIの製品名の通り、2本のPCI Express x16カードスロットを搭載するが、フル16レーン×2本ではないため、グラフィックスカード1枚であればx16とx1として、グラフィックスカード2枚であればx8×2のSLIとして利用する。なお、この動作モードは、SLIの当初の切り替え方法であるSLI基板の挿入方向で決定する。
P6N SLI Platinumのプレミア機能「Dual Core Center」は、D.O.T. Technologyなど各種オーバークロック機能や、ハードウェアモニタリング機能を備える。同社Core Cell 3D搭載グラフィックスカードとともに利用すれば、Dual Core Centerから、マザーボード(CPU・メモリ・FSB)とグラフィックスカード両方のクロック変更およびファンコントロールを、一括してコントロール可能となる。クロックはアップ/ダウンともに対応、ファンコントロールでの回転数は最大ゼロまで落とすことができる。これを用いることで、通常使用時の静音効果も期待できるだろう。また、チップセットの冷却はヒートパイプを用いたファンレスタイプのヒートシンク。650i SLIチップによる手頃なSLI、オーバークロック、静音と、様々な楽しみ方が1枚でできる製品だ。
nForce 650i SLIのサポートするSATAポート数は4ポート。上位の680i SLIが6ポートであることからすれば2ポート少ない。しかし、P6N SLI PlatinumではSilicon Imageの「SiI3531ACNU」により、さらに1ポート、計5デバイスまで接続できる。SiI3531ACNUのサポートするSATAポートは、eSATA用としてバックパネルに搭載されている。
フルSLIって必要!? x8 SLIで十分という選択のための準ハイエンドゲームPC向け製品
P6N SLI Platinumの採用するnForce 650i SLIは、チップセットの位置づけとしては、やや上寄りのメインストリーム。たまにプレイするゲームがFPSといったユーザーに最適、というあたりになるが、P6N SLI PlatinumではeSATA端子を追加したり、静音設計やオーバークロック機能などを盛り込み、オールマイティな1枚となっている。フル16レーンのSLIをサポートしたマザーボードはウルトラハイエンド向けとして高価であるため、パフォーマンスとコストのバランス重視なユーザーには最適な1枚と言えるだろう。