和食やパスタ、ハンバーグなどバラエティ豊かなラインナップが魅力のファミリーレストラン「ガスト」。ランチタイムなどに訪れている人が多い印象もあるが、モーニングメニューも豊富だという情報をゲット。そこで定番モーニングメニューを、さっそく食べてきた。

  • ガストの800円超え「焼鮭朝定食」! そのコスパはいかに!?

■ドリンクバーとモーニングで、最高な朝を

空が明るくなってきてからようやく床につき、正午近くまでベッドから抜け出せず、1日の食事は夕食だけということが多い筆者。朝食頻度は幸福度と密接に関係しているというニュースもあるし、こんな"大学生の夏休み"みたいな暮らしとはいい加減オサラバして、本年度からは規則正しいモーニングルーティンを身につけたいものである。

そんな人にはやっぱり調理も皿洗いも不要な飲食店のモーニングメニューがぴったりだろう。気軽にモーニングを味わえるなんてかなり魅力的だ。

今回訪れたのは秋葉原駅電気街口から徒歩1分の「ガスト 秋葉原駅前店」。飲食店ビルの地上4階にお店をかまえ、Wi-Fiや充電環境も整っている。

木曜日の朝10時に訪れたのだが、学生などの若者グループが多い印象。立地的に目的のお店のオープン時間を友人などと待っているのかもしれない。PC作業をしている社会人や新聞を片手にくつろぐ人、スーツ姿で打ち合わせや談笑をしている様子の人たちもいる。

ガストのモーニングメニューは平日・休日ともにオープンから10時半まで。店舗によって開店時間がことなるため、訪れる前にチェックしておけば安心だ。 「秋葉原駅前店」は毎日6時半からオープン。モーニングメニューは「洋食モーニング」9種類、「和食モーニング」6種類などを用意し、無料でスープバーとドリンクバーも利用可能だ。

その昔、ガストの「チーズINハンバーグ」を致死量ほど食べていた頃もあるし、それこそ学生時代などは「クイックガストレストランSガスト」にもかなりお世話になった。

今回、久々に訪れたガストだったが、タッチパネルで注文する方式が導入されていて、料理配膳用ロボット『ネコちゃんロボット』が店内を忙しなく動き回っている。店内で新鮮に感じていたのは私くらいのようで、どうやらコロナ禍ですっかり定着したスタイルらしい。

■焼鮭朝定食(835円)

今回の実食では「焼鮭朝定食」(835円)をチョイス。ちなみに、HPによると店舗によって価格は異なるそうなので、気になる人は事前にチェックを。和朝食の定番とも言える焼き鮭と味噌汁、ごはんに漬物や副菜が付いたボリューム感じられるセットメニューだが、正直、朝食にしては気の引ける値段だ。

そういえばガストって値上げのニュースがネットなどでもけっこうな話題になっていたっけ……。

料理も届いたところで、さっそく実食していこう。まずはお味噌汁を一口。味付けは少し濃いめだけど、朝に味わう出汁の旨味はなんともいいもので、鮭の焼き加減は表面がきつね色になっていてややハードめ。やっぱり焼き鮭はこれくらいしっかり焼いてくれないとね。

正直なところ久しぶりの朝食すぎてあまり食欲がなかったが、塩気もあってか、いざ食べ始めると自然と箸が進む。実はごはんを「少なめ」(−22円)にしたけれど、ごはんは大盛り(無料)でも良かったかもしれない。

和定食なので当然、全体的に塩味が強めだが、大根おろしやほうれん草のおひたしを醤油なしでいただくと、かなりバランスがとれているなという感想。もちろん、人によっては卓上の醤油を少し使ってもいいでしょう。

副菜の小鉢は店舗と日によって変わるそうで、切り干し大根などが出てくる日もあるみたいだが、この日はこんな感じ。

ちゃんと美味しいけど、この日のコレは……なんだろう? Google Lensなどで調べても料理の名前がよくわからない。お皿を下げに来たバイトスタッフらしき若い店員さんにも軽く聞いてみたが、店員さんも「これは……ちょっとわからないです」と戸惑いの笑顔。

なので、結論としては謎の小鉢なんですが、調理担当者の気まぐれ料理の味わいに間違いはなかったです。わらびとか使っていて、食感も良く美味しかった。

■食後のコーヒーで、朝活がガッツリ捗る

ガストでは本格的なコーヒーマシンの味わいを楽しめるとのことで、食後のアメリカンコーヒーもしっかりと堪能させてもらった。

「焼鮭朝定食」自体は値段が値段なので毎朝の習慣には組み込みにくい気もするけど、ごはん大盛り無料でドリンクバー・スープバー付きなら、昼食・夕食も少なめで済むだろうし、適正な価格と言えるレベルかもしれない。

「洋風モーニング」には500円台のメニューもあり、とくにモーニング後に飲み物を片手に、朝からちょっと気合いを入れて仕事や勉強するには最適そうだ。

いつも混み合っている印象のあるガストだが、朝方は人も少なくゆったりと落ち着いたモーニングタイムが流れているような気もする。朝の時間をいつもより充実させたいという人には、ぜひおすすめしたいひとときかもしれない。