「チェーン店の最新モーニング食べ比べ」というタイトルで、いろいろな飲食店が提供している"朝用メニュー"を食べ比べてみる当連載。

今回は、全国にチェーン展開を行う仙台の牛たん屋「牛たん炭焼 利久」のモーニングが凄いのでお伝えしたい。ただし紹介するお店の場所は、仙台ではなく東京駅構内「グランスタ東京」内にある「仙臺たんや 利久」だ。

東京駅改札内、開店時間は朝7時

「仙臺たんや 利久 グランスタ東京駅店」は、東京駅改札内「グランスタ東京」地下1階・スクエア ゼロエリア内にある。お弁当やお惣菜の名店がならぶエリアの一角だ。改札内にあるので、きっぷ代を無駄にすることもない。

開店時間は朝7時からとかなり早い。早朝の新幹線に乗り遅れないよう少し早めに到着して時間が余った時や、しっかり腹ごしらえしておきたい時にはありがたい開店時間だ。

今回紹介する「朝の牛タン定食」(990円)は、平日限定でオープンから朝10時まで提供されている朝ごはんメニューのひとつ。

他にもとろろがプラスされた「朝のたんとろ定食」(1,210円)も。朝から1,000円近いご飯はちょっと思い切りが必要だよなあと思いつつメニューをめくってみると……。

朝食以外の時間帯のメニューと比べると、「朝の牛たん定食」と同じく牛たんが4切の「牛たん定食」は1,771円。「朝の牛たん定食」には小鉢やデザートがついていないし、実際に牛たんのサイズを比較できたわけではないが、それでも「4切990円」はかなりお得そうだ。

他にも手頃な価格の朝食も揃う。おすすめマークがついている「もつ煮定食」(770円)や、「朝の牛たんカレー」(550円)のほか、副菜がいろいろついている「卵かけごはん定食」「麦とろ定食」(550円)も気になる! 次回はカレーもチャレンジしたい。

提供も早い!「朝の牛たん定食」

注文すると数分で「朝の牛たん定食」が到着。慌ただしい朝にはこのスピード感はありがたい!

焼きたての牛たんが4切並んだ皿には、白菜の漬物と南蛮味噌、そして麦飯とテールスープがセットになっている。

分厚い!! 焼肉屋で食べるペラペラの牛たんもおいしいが、仙台の牛たんと言えばこの分厚さ!

なお筆者が訪れた時(2022年4月)は、LINE公式アカウントに登録すると初回特典クーポンで「出汁とろろ」か「ソフトドリンク」がもらえるキャンペーンも実施していた。いつまで実施している企画かは不明だが、もし訪れた際はぜひチェックしてほしい。

ということで、出汁とろろもいただきます!

炭火で焼かれた香ばしい牛たんは、分厚いのにサクサクとした噛み応え。ジュワっと肉汁が出るジューシーさもたまらない。あ~、仙台で食べた牛たんの味だ! ここは東京駅だけど!

添えらえた南蛮味噌で麦飯が進む進む。店によって辛さが異なるが、利休の南蛮味噌は比較的マイルドだ。

あっという間に1切目を食べ終わってしまった。2切目は唐辛子をかけて味変しよう。ピリッとした旨味が、牛たんの美味しさをさらに引き立てる。

麦飯のほうには出汁とろろをオン。これから暑い時期は食欲が落ちるかもしれないけれど、麦とろご飯ならスルスルと食べられる。牛たんと麦とろご飯で朝からしっかりスタミナがつきそうだ。

テールスープには、白髪ねぎとゴロっとお肉が。あっさりとした塩味のスープとよく煮込まれてホロホロになった肉はほっとする味わい。朝ごはんは白飯・目玉焼き・味噌汁派だったけど、麦飯・牛たん・テールスープもありかもしれない。自宅ではなかなか再現できないメニューだけれど。

改めてになるが、「朝の牛たん定食」の提供時間は平日の7時~10時限定だ。提供時間が限られはするけれど、東京駅で朝ごはんを食べる際には覚えておいてほしい店舗だ。990円で牛たんが食べられる朝、最高~!

  • 朝ごはんを食べる時間がないよーっ!! という時は、お弁当を購入して新幹線で食べられる

仙臺たんや 利久 グランスタ東京駅店
場所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅 改札内 グランスタダイニング B1F スクエア ゼロエリア
営業時間 :7:00 ~ 22:30(月~土)、7:00 ~ 21:30(日・祝日)、※翌日が休日の場合は、22:30まで営業 店舗サイト:グランスタ東京 仙臺たんや 利久