ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」のブレックファストメニューは、「ホテルのモーニングみたい!」「理想の朝食」「現代の貴族」とSNSに投稿する方が後を絶たない。今回は早起きして、少し豪華なモーニングを楽しんでみた。

ロイヤルホストのモーニング、ラインナップは?

名前の通り、ロイヤルな雰囲気が漂うロイヤルホスト。普段より1時間早く起きて会社近くのロイヤルホストに来てみたが、温かみのあるインテリアはホテルのレストランのよう。このあと会社に出勤するが、いつもと違う場所で朝食を食べるだけでもだいぶ気分転換になりそうだ。

ロイヤルホストのモーニングは、店舗のオープンから11時まで提供される。グランドメニューとランチメニューは10時半からなので、朝の時間帯はブレックファストメニューのみ注文可能だ。

  • 「朝のステーキ膳」も気になるが……

ブレックファストメニューは和洋が揃い、ワンプレートのものからボリュームのありそうな定食まで15種類以上。なかには「モーニングビーフジャワカレー」「朝のアンガスサーロインステーキ膳」などパワー系のメニューまである。ロイヤルホスト、「モーニング~」「朝の~」と接頭語をつければなんでも朝食にして良いと思っているのではないか? と疑問を抱きつつも、その日の気分や食欲に合わせて選べるバリエーションの広さに驚く。

  • 「ロイヤルホストモーニング(オニオンスープ・サラダ付)」を頼んでみる

今回は、「ロイヤルホスト」の名前を冠する「ロイヤルホストモーニング(オニオンスープ・サラダ付)とドリンクバーをチョイスしてみた。

ホテル気分になれる!?「ロイヤルホストモーニング」

ロイヤルな気分で道行く人を見ながら待っていると、注文した「ロイヤルホストモーニング」が到着。サラダ、オニオングラタンスープ、そしてメインディッシュと次々にお皿がサーブされる。テーブルの上が豪華なことに……。

「ロイヤルホストモーニング」の価格は990円(一部店舗は1,100円)、プラス231円でドリンクバーを付けることもできる。他のファミレスに比べるとやや割高な金額だが、お味のほうはいかがだろうか。さっそく実食してみよう。

メインディッシュの主役を張るのはスクランブルエッグ。見ているだけで元気な気分になってくる鮮やかな黄色に、トロットロの火加減。卵とバターの優しい味わいがホッとする。ケチャップをかけて味を変えてもよいだろう。すでに1品目でだいぶロイヤルな気分になっている。

なおスクランブルエッグはフライエッグに変更することもできる。朝はやっぱり目玉焼き! ということはカスタマイズしてもよいだろう。また一部のサイドメニューに変更はあるが、オムレツモーニングも用意されていたりと卵料理のバリエーションも幅広い。

サイドメニューはカリッと揚げられたハッシュドポテトと、焦げ目もきれいなソーセージ。スクランブルエッグとパンでふわふわと優しい気分になっているところに、ガツンと塩気と油が効いている味は良いアクセントだ。

正直なところソーセージがちょっと小さく思えたが、小ぶりながらもみっちり詰まった肉とプリッとした食感は満足感があった。

パンは山形の「モーニング英国風パン」に、バターとジャムが添えられている。ふんわりアツアツに焼き上げられたパンは、ほのかな甘さの柔らかな味わい。パンは「モーニング英国風パン」のほかに、カリッと焼き上げられた「トースト」と、プラス220円で「パンケーキ(2枚)」に変更することもできる。卵料理と同じく、好みに合わせてカスタマイズしても楽しいだろう。

またシャキシャキのサラダも添えられている。朝に生野菜を食べると、ぼんやりした寝起きでもしゃきっと目が覚める気がするし、一日の始まりにビタミンや食物繊維もしっかり取れるのは嬉しいもの。

フレッシュなレタスや水菜のサラダはボリュームもしっかり。オニオンドレッシングはさっぱりしていて美味しい味わいだ。

そして何より朝から「ロイホ」っぽさを味わえるのが「オニオングラタンスープ」。ロイヤルホストといえばコレ! という方もいるのではないだろうか。1954年にマリリン・モンローが来日した際、ロイヤルホストの原点と言われる福岡の「ロイヤル中洲本店」で当時提供されていたオニオングラタンスープを食べ、お気に召したというエピソードもあるそう。

「熱いのでお気をつけください」と言われながらサーブされたオニオングラタンスープは、スプーンを入れると、熱々のチーズとバゲットがとろ~り。コンソメの濃厚なスープに、これまたとろとろに煮込まれた甘い玉ねぎがたまらない。

ロイヤルホストに来てコスパのことを云々言うのは無粋な気もするが、「ロイヤルのオニオングラタンスープ」は単品で頼むと495円。このスープとメインのスクランブルエッグとハッシュドポテト、ソーセージ、サラダやパンがついて990円(店舗によっては1,100円)という価格設定、朝の時間限定ではあるものの、かなりお得にロイヤルホストを満喫できるのではないだろうか。

なおここまでメイン、パンのカスタマイズができることを伝えたが、オニオングラタンスープは追加料金なしで「アサイーボウル」に変更することが可能。健康を気遣う方は、ポリフェノールや食物繊維がたっぷり含まれると言われるアサイーを使ったこちらのメニューをチョイスする選択もありだろう。

朝から「パラダイストロピカルアイスティ」も楽しめる!

筆者にとって、オニオングラタンスープと双璧を成す「ロイホ」らしいメニューが「パラダイストロピカルアイスティ」なのだが、ブレックファストメニューのオプションメニューであるドリンクバーでは、朝からこのアイスティを楽しむこともできる。しかもセルフサービスではなく、一杯ごとにオーダーするシステムだ。

食後の一杯はもちろんコーヒーでも良いが、せっかくロイヤルホストに来たのだから、華やかな香りの「パラダイストロピカルアイスティ」で締めたいところだ。

ファミレスのモーニングに1,000円出すのは正直高い……と思っていたが、想像以上にお腹も気持ちも満たされたロイヤルホストのモーニング。少しだけ早起きして、朝から贅沢なご褒美を楽しんでみては?