連載コラム『芸能界と投資と私』では、芸能活動をしながら、フィスコのリサーチレポーターとして株式やFXの現場の取材レポートも行なっている三井智映子さんが、これまでの人生を振り返りながら、どうして経済や投資に興味を持つようになったかなどについて執筆します。
初めまして。フィスコリサーチレポーターの三井智映子です。
マイナビニュースさんで連載をもたせて頂くのは3回目ということで、お馴染みという方もいらっしゃいますか? だとしたらとっても嬉しいです。
今日は僭越ながら「自分」について書いてまいりたいと思います。あわわわ。我の強い私ですが、「自分のことを書いて成立するのかしら?」と不安になるくらいの理性はございます。たまに「なんでもできるでしょ?」と言われたりするのですが、そんなわけありません。そんなに器用な人間でしたらとっくに売れてます(笑)、ええ。そんな自分の不器用さが誰かの役に立つことがあればと筆を執らせて頂くことになりました。稚拙な文ではございますがお付き合い頂けると幸いです。
はい、前置きが長い。すみません。本題に入ります。
いじめられながらも、ガンジー並みの"無抵抗主義"
子供の頃の話からとリクエストを頂きましたが、子供の頃の話って実は苦手です。結構厳しく育てられたのではないかと思います。甘やかされた記憶はあまりありません。人前で泣けずトイレで啜り泣く子供でした。根暗ってやつです。当然のように勉強はしていました。しかし俗にいう優等生キャラ…にはなりきれず。目立つことが好きなのに、「なんか目立っちゃいけないんじゃないか」という日本人的な相反する意識の中で、小学校の児童会では書記とか、委員会では副委員長とか、No.2とかNo.3のポジションにいました。
いますよね、そういう子(笑)
虐められたり悪口を言われることも多く、私の上履きは虫やらトイレの水やら画鋲やら、一通りの洗礼を受けたと思います。漫画の世界だけじゃないんです。本当にあるんですよ! そういうこと。そして地味にダメージを受けます。とはいえガンジー並みの無抵抗主義でした。我慢するということが得意というか、人に嫌われる自分を認めたくないプライドがあったのでしょう。ここで反撃できたらいじめられていなかったのかもなーと、今になると思います。
暗い話になってしまいましたが、今は嫌われてもいいや、というか全員に好かれるなんて不可能と思っていますし、わかる方がわかっていてくれたらいいと思っています。今は目立つのも話すのも大好き! そして今が一番両親に甘やかされている気がします。見守ってもらってます。厳しい幼少時代があったから今があるんですね。良かった、きれいに纏まったー。
趣味は読書、年間1000冊は読破 - 今、経済のことを調べるのに役立つ
話を戻しますと、当時暗めでいじめられ傾向にあった私の趣味は読書。趣味もなんだか暗め(って本好きな人に怒られますね)。嫌なことも忘れられるし、その世界に没頭できることが幸せでした。本を読んでいる最中は自由を感じていました。おかげで図書室では一番本を借りていた生徒だったのではないでしょうか。
通学に時間がかかることもあり、年間千冊は軽く読んでいました。本の続きが気になって歩きながら読んでいて怒られたことも何度かあります。初めて映画『美女と野獣』を観た時は、本好きのベルに激しく感情移入する夢見るイタイ女子でした…。人の心理に興味が出ると心理学の本を読み漁ったり、源氏物語1000年記念の2000年の受験生だったため、「源氏物語が入試に出る!」と言われていて、源氏物語を原文で読破したりと、読んだり調べたりすることは厭わないタイプでした。
今も経済のことを調べることはあまり苦になりません。興味のあることは調べずにいられないという性質が今の仕事にも役立っている気がしています。あと本を読むことで培われた集中力もプラスになっています。実はわりとオタク気質です。変なカミングアウトをしたところで次回に続きます。
執筆者プロフィール : フィスコ リサーチレポーター 三井 智映子
共立女子中学校・高校を経て、早稲田大学政治経済学部へ。2001年から芸能活動を開始し、現在テレビ、CM、舞台などに出演。また、いち消費者とアナリストの中間的な存在であるフィスコのリサーチレポーターとしても、株式やFXの現場を取材レポートしています。