ANAカード、JALカードを使ってカード決済をすると100円=1マイル(一部カードは200円=1マイルの場合もある)が貯まるケースが多いが、ANAカード・JALカード共に指定された特定店舗で使うことで、100円=1.5マイルもしくは100円=2マイルが貯まるのだ。これを頭に入れておくと、より効率的にマイルを貯めることができる。今回はそんなお得に貯める方法を紹介したい。
空港アクセスにも注目
ANAカードでは「ANAカードマイルプラス」、JALカードでは「JALカード特約店」という名称で加盟店での利用時に通常のクレジットカードポイントに加えて、ボーナスマイルが加算される。ANAカードマイルプラスでは100円=1マイルもしくは200円=1マイル、JALカード特約店では通常の2倍のマイルが獲得できる。
ANAカード・JALカードにおいて共通の部分では、自社航空券の購入時(ANAカードの場合はANA便、JALカードの場合はJAL便)において、ホームページ上や予約センター、空港カウンターでカード決済することで100円=2マイルが貯まる。これは多くのカード会員に知られている部分ではあるが、5万円の航空券を購入した場合には通常は500マイル(100円=1マイルのカードの場合)のカードマイルが、ANAカード・JALカードで決済することで1,000マイル貯まることになる。コンスタントに飛行機を利用する人にとっては、これだけでもメリットは大きい。
また、機内販売や羽田空港・伊丹空港などの空港ターミナル直結の駐車場、成田空港や羽田空港と都心を結んでいるエアポートリムジンバスを成田空港・東京シティエアターミナル(T-CAT)・新宿駅西口・横浜シティエアターミナル(YCAT)のリムジンバスカウンターで購入についても、100円=2マイルで積算される。それ以外の店舗は、ANAカード・JALカードで対象店舗が異なる。
ANAマイルはスタバでも貯まる
ANAのマイルに関して知っておきたいこと、まずはANAカードマイルプラス。成田空港利用時において、上野・日暮里と成田空港を結ぶ京成スカイライナーもスカイライナーのスカイライナー券部分が100円=2マイル積算となる。
そして、日常生活において活用できる場所のひとつがスターバックス。実は、スターバックスは現金で払うよりもクレジットカードの方がレジでの時間が早いことも多い。一部の商業施設を除いて、基本的にサインレスだからである。ANAカードを利用することで200円=1マイルが追加で加算されるので、クレジットカードマイルと合わせると200円=3マイル積算となる。
もしスターバックスカード(プレペイド式)を持っているのであれば、WEB上でチャージもしくはオートチャージを設定することで、100円=1マイルが追加で加算されるので100円=2マイル積算になる。頻繁にスターバックスを利用する人は、スターバックスカードにANAカードでチャージすることをオススメしたい。
それ以外にも、セブンイレブンやイトーヨーカドーでの買い物でもANAカードを使うことで200円=1マイル、マツモトキヨシでは100円=1マイルが追加積算されることも頭に入れておくといいだろう。
JALマイルはアマゾンでも貯まる
JALカード特約店においては、まずはファミリーマートとイオン、大丸、松坂屋での利用においてJALカードを使うことで100円=2マイルが積算されるほか、ガソリンを入れる際にもENEOSで給油することで100円=2マイル、更にファミレスでもロイヤルホストでの利用でも100円=2マイルとなる。そして、ドラッグストアにおいてはマツモトキヨシに加えて、ウエルシアやハックドラッグでも100円=2マイルの積算となるので、日常生活で活用できる機会も多いだろう。
意外なくらい知られていないのが、アマゾンでの購入でも追加マイルとして200円=1マイルが加算されることだ。直接アマゾンのホームページに入るのではなく、JALマイレージモール内の特設ページを経由してAmazon.co.jpのページに入ることでマイルが貯まる。アマゾンで買い物をする機会が多い人はワンクッション必要となるが、手間をかけることでマイルが多く貯められるので、JALホームページを経由してアマゾンのページにアクセスしてみてほしい。
今回取りあげた以外にも、思わぬお店でマイルが2倍貯まることもある。ANAカードマイルプラスとJALカード特約店のサイトをチェックして、2倍貯まるお店を把握しておくことで、目標マイル数に大きく近付くことができるだろう。