子ども同士が仲良くなると、イベントをママ友と一緒に計画することもあるのではないでしょうか。お友達と一緒だと、さらに盛り上がるハロウィンやクリスマスパーティ。楽しいけれど、準備は大変ですよね。

ママ達が協力して準備することになるので、会場・料理・プレゼントなど後で揉めないように費用面もクリアにしておきたいところ。今回は、2児のママである私がママ友とイベントを楽しんだコツをお伝えします。

  • ママ友とイベントを楽しむコツ! 幹事、会場、料理など準備はどうする?

    ママ友とイベントを楽しむコツとは?

イベントの幹事はどうする?

大人数の場合は

長男が赤ちゃんの時に入っていたママサークルは、人数も多く、時期によってはメンバーが20人を超えることも。大人数の場合、みんなの意見を確認していたら時間がいくらあっても足りません。「幹事をするのは負担になるけれど、幹事は必要」ということで、2~3人で一組になり、持ち回りでイベントの幹事をするようになりました。

幹事が1人だと、子どもが熱を出して欠席する時に困るため、必ず複数人が幹事になるようにしていました。出欠や詳細の連絡はSNSのグループを使い、メンバー全員で共有することで、スムーズに準備できました。

少人数の場合は

近所のママ友と少人数でパーティをする時は、幹事を立てるほどでもないよねと、みんなで相談してすべてを決めました。これまでの体験では、ママが5人以上になると意見をまとめるのが難しくなるので、幹事がいた方がスムーズに準備できると思います。

会場選びのコツ

まず、第一に考えなければいけないのが、どこを会場にするのかです。少人数で子どもが赤ちゃんなら、お家が安心です。しかし、大人数の場合やママ友のお家にお邪魔すると気を遣うような場合は、外に頼るのも一つの方法です。

そんな時実際に利用したのが、個室が予約できるレストランや親子カフェ。料理を準備しなくていい分ママも楽ですし、お料理は当日その場での注文にすれば、子どもの熱などで欠席のママからキャンセル料を受け取らずに済むお店だったことも魅力でした。

大人数のママサークルでは、近所の公民館やコミュニティセンターも活用しました。食べ物を持ち込みたい場合は、飲食が許可されているお部屋かどうか、予約する前に確認しましょう。

ママを悩ませるお料理問題

1. 担当を決めて手料理を持ち寄り

3歳になった長男のお友達3人と、クリスマスにホームパーティをすることになった時、最も悩んだのが、料理をどうするかです。料理好きのママ友から、手料理を持ち寄るのも楽しそうという提案があったのです。

その当時の私は、赤ちゃんだった下の子がハイハイで動き回り、手の込んだ料理を8人分(赤ちゃん以外の子ども4人、大人4人)用意するのは難しい状態でした。悩んだ末にママ友に相談すると、短時間で用意できるものをと配慮してくれて、私はサラダ・前菜担当になりました。また、ママ達が料理で手一杯になってしまったため、クリスマスケーキは美味しいケーキ屋さんで予約購入しました。

持ち寄りの場合の注意点は、サラダ、前菜、メイン、スープ、デザートなどのどれを誰が担当するのかを決めておかないと、メニューに偏りが出ることです。具体的なメニューは当日のお楽しみだったとしても、どれを担当するのかだけは明確にしておきましょう。

2. お店のお持ち帰りやケータリングを予約

ママ達の手料理の持ち寄りも楽しかったけれど、やっぱり準備が大変という意見が多く、次のホームパーティではお店のテイクアウトを利用しました。事前に子どもが好きそうなお店をリサーチして、家から近いお店に決定。その時は子どもだけでも8人と多かったのですが、電話一本で予約でき、とにかく楽でした。

3. コストコなどの大型スーパーで買い出し

その次の年は、「クリスマスといえば、コストコのチキンが食べたい! 」というママ友の発言により、コストコを利用してみることに。会場は私の自宅で、幼稚園児3人、1歳児2人、大人4人のホームパーティとなりました。ボリュームのあるチキンなどのパーティ料理は、これぞクリスマスという雰囲気で大満足でした。

しかし、クリスマスの時期は混むため、お目当ての商品が必ず購入できるとは限りません。この時は、朝早くからお店に並んでくれたママ友のお陰で、チキンなどのパーティ料理は手に入りましたが、ケーキは買えませんでした。そのような時のために別のお店に頼るなど、代替案を用意しておく方がいいでしょう。

費用について気を付けたいポイント

大人数であれ、少人数であれ、費用は発生します。費用の精算は、連絡方法を含め、揉めないようにとくに気を付けました。

事前に連絡して当日の集金が望ましく、SNSのグループメッセージを使って精算額を伝えます。基本的に、会場や料理の費用は全員で割り勘をしていました。ちなみに、会場がお家だった場合は家人への手土産を持参し、手土産の費用はその他のママ友と等分しました。

ママ達の協力で楽しい思い出に

ママ友と一口に言っても、結局は人と人とのお付き合い。お家を会場として提供してもらったら、感謝を伝える、後片付けも積極的にする、別のイベントでは持ち回りにするなど負担を軽減できるよう、ママ達で協力しましょう。ママも子どもも気持ちよくイベントを楽しみ、素敵な思い出となるようにしたいですね。

筆者プロフィール: 平井祥子

オフィスFP Lino 代表
理系出身の元エンジニアで2児のママ。結婚後、家計管理や資産運用などで行き詰まり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。夫の転勤のため正社員を退職。徳島と大阪で子育てをしながらママ向けにお金の情報を発信中。マネー講座・働き方や仕事と家庭の両立に悩む女性の個別相談を中心に活動し、お金の面からママや女性が『自分らしいライフスタイル』をつくるサポートをしている。ホームページ「ママと女性のお金と人生設計」を運営。
2級FP技能士/マイライフエフピー認定ライター

イラスト=オオノマサフミ