よりコンパクトになった複合機
グラフィックスにも威力を発揮!【2008年4月号掲載】
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スペック
[発売元] コニカミノルタビジネステクノロジーズ [価格] 17万8,000円
[OS] Mac OS 10.2.8以上 [解像度] プリント：2400×600dpi、スキャナ:600×600dpi [用紙サイズ] プリント：A4～ハガキ [インターフェイス] USB 2.0、100BASE-TX/10BASE-Tイーサネット [サイズ/重量] W528×D475×H531mm/30kg(消耗品含まず) [備考] メモリ：128MB、ファックス通信速度：最大33.6Kbps(Super G3) [掲載号] 「Mac Fan」2008年4月号
OVERVIEW
本製品は、オフィスに必要なカラー印刷からコピー、ファクス、スキャンまでを1台でまかなえるA4カラーレーザ複合機だ。4サイクル方式を採用し、1分間にカラー5枚、モノクロ20枚を出力可能。ランニングコストはカラー約14円、モノクロ約3円(トナーバリューパック使用時)と低く、しかもオプションで両面印刷にも対応している。
また、ネットワーク機能を標準搭載しており、MacとはBonjour(ボンジュール)で簡単にプリントが行える。プリンタの最大出力解像度は2400×600dpiで、ウォーターマーク機能など多彩な機能を搭載。CCDセンサを採用した高性能スキャナや、標準搭載のオートシートフィーダ(ADF)で複数原稿のコピーやファクスも楽に行える。
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(1) 省スペース性を重視 |
(2) ADFで複数書類も楽々 |
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(3) 大型操作パネルを搭載 |
FOCUS ON
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(4) 前面アクセスで高いユーザビリティ |
実際に使用した感想は、多彩な機能をコンパクトなボディによく詰め込んだという感じだ。レーザ複合機は大きいというイメージがあるが、本体はデスク周りに置けるほど小型。トナーなどの消耗品の交換も前面から行える上、前面パネルを開いても奥行き方向にスペースをとらない。
また、特に他社製品と比べて本製品が抜きに出ているのはプリンタとしての性能だ。色の再現性が高く、色調やカラーバランスが非常に安定している。このあたりは、PS搭載などグラフィックス・DTP用途に強い製品を数多く開発している同社のアドバンテージといえる。
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(5) 色調の安定したプリント | |
カラーの印刷速度ではタンデム機に比べて遅いものの、ウォームアップ時間が平均45秒と高速だ。そのため、たとえばスリープ状態から復帰してのプリントやコピーなどは待たされる感なく行えた。ちなみに、A4書類を連続10枚(MIXモード)カラーコピーするのにかかった時間は2分24秒と、スペックどおりの性能を発揮した。
一方、スキャナおよびファクス機能は標準的で、スタンドアローン(本体のみ)での使用が前提となる。スキャナとの接続はUSB接続のみで、ネットワークスキャンには非対応、またMacでのファクス送受信にも対応していないのがやや残念なところだ。
そのコンパクトさゆえに設置スペースが確保しにくい小～中規模オフィス、または店舗などに威力を発揮する本製品。特にグラフィックス関連の印刷をメインに行うユーザに最適といえる製品だ。
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(6) 多彩な機能を持つドライバ | |
AFTER REVIEW
Macでのネットワークスキャンに対応していないため、スキャナまでを頻繁にグループで共有したい場合はやや不向き。ただし、スキャンした書類をEメール経由でMacには転送できるため、購入前には使用用途を十分に見極める必要がある。情報セキュリティにおけるドキュメント管理の重要性に鑑み、プリンタドライバにウォーターマーク機能も搭載している。ファクス機能は、Macでは電話帳を管理するのに利用できる程度。Macと連携できると利便性は増すはずだ。
