連載最終回となる今回は、深川鍋のアレンジ版。アサリをたっぷり使った深川鍋につくねを加えている。アサリと鶏肉の旨みが楽しめるダブルスープがおいしさの秘訣だ。料理研究家で人気ブロガーでもあるこばやんこと小林雄樹さんのオリジナルの工夫が光るレシピだ。
人気女性ブロガーによる鍋レシピも好評連載中!
鍋シーズン到来!「2人分1,500円でつくるプチ豪華鍋
冬といえば食べたくなるのが鍋料理。不況の影響から来る内食志向の高まりで、節約の意味合いから鍋料理の登場頻度も高くなりそうだが、「節約、節約」といっているとなんだかちょっぴり寂しくなってしまう。そこでここでは、「2人分たった1,500円なのに、こんなにリッチな鍋ができる! 」というレシピを紹介。レシピ考案は超人気ブロガーのizumimirunさん、勇気凛りんさんで、リレー方式で鍋料理をご紹介いただく。
「深川つくね鍋」
旨みの強いアサリとつくねから出ただしを堪能する鍋です。つくねには、「多すぎる! 」というくらい白ゴマを入れたると食感のアクセントにもなるのでオススメです。砂が気になるアサリですが、塩水をはったボウルに入れて暗い場所で3時間ほど置くと、砂をきれいに吐き出します。砂出し後は水洗いし、1時間くらい常温で置いておくと適度にアサリにストレスがかかり、おいしく食べることができます。
材料(4人分)
アサリ(砂出ししたもの) 300g / 白菜 1/8個 / 水菜 1束 / 豆腐 1丁
A[鶏挽肉 300g / 白ゴマ 大さじ5 / 塩 1つまみ / 醤油 大さじ1 / 昆布茶 大さじ1 / ゴマ油 大さじ1 / おろし生姜 小さじ1 / 片栗粉 大さじ3
B[水 800cc / 日本酒 100cc / 醤油 大さじ3 / みりん 大さじ2 / 味噌 大さじ1]
つくり方
アサリは砂出ししておく。白菜と水菜は食べやすい大きさに切り、豆腐は3cm角に切る。
ボウルにAを入れ、よく混ぜてつくねをつくる。
Bを土鍋に入れ、一度沸騰させアルコールを飛ばす。
つくね以外の材料を入れて蓋をし、アサリの口が開くまで火にかける。
つくねをスプーンですくい入れ、もう一度沸騰させたらできあがり。
著者プロフィール
こばやんこと小林雄樹
人気ブロガーで、料理研究家や飲食店コンサルタントとしても活躍する(写真 / 園田昭彦)
北海道在住の料理研究家。子どもの頃から料理に親しむ。数々の飲食店の厨房で修行を重ねた後、料理長として様々な創作料理を考案。その経験をいかし、料理ブログ「飲食店では教えてくれないナイショのレシピ」でオリジナルレシピを公開したところ、たちまち大ヒット。現在は地元札幌で料理研究家として活躍するかたわら、飲食店のコンサルティングも行なう。
著書「こばやんの飲食店では教えてくれないナイショのレシピ スペシャル」
・定価: 1,260円
・発行: 毎日コミュニケーションズ
・B5判96ページ