食べ応え満点の「インスタントキムチ鍋」の次は豆乳鍋。健康食材である豆乳を使ったヘルシー感から人気を集める豆乳鍋だが、ちょっとした工夫で専門店風のワンランク上の味わいになる。レシピ考案は、料理研究家で人気ブロガーでもあるこばやんこと小林雄樹さんだ。

人気女性ブロガーによる鍋レシピも好評連載中!

鍋シーズン到来!「2人分1,500円でつくるプチ豪華鍋
冬といえば食べたくなるのが鍋料理。不況の影響から来る内食志向の高まりで、節約の意味合いから鍋料理の登場頻度も高くなりそうだが、「節約、節約」といっているとなんだかちょっぴり寂しくなってしまう。そこでここでは、「2人分たった1,500円なのに、こんなにリッチな鍋ができる! 」というレシピを紹介。レシピ考案は超人気ブロガーのizumimirunさん、勇気凛りんさんで、リレー方式で鍋料理をご紹介いただく。

「トロトロ豆腐の豆乳鍋」

ポイントは"豆腐"の扱い。具材として豆腐を使っており、これを時間をかけて煮込むことで、豆乳に表面が溶かされてタラの白子のようにトロトロとした状態になります。

材料(4人分)
豆腐 1丁 / 長ネギ 1本 / 人参 1/4本 / たけのこ 1本 / 舞茸 1パック / しめじ 1パック / 水菜 1束 / かまぼこ 適量 / 殻付きエビ 6~8尾 / ホタテ 4個
A(豆乳 500cc / 水 500cc / だし入り味噌 大さじ2 / 醤油 大さじ2 / 練りゴマ 大さじ2)
  1. 豆腐は大きめにカットし、長ネギは斜めに2cm幅で切る。人参は千切り、たけのこはくし形に切り、舞茸、しめじは石づきを取り小房に分ける。

  2. 水菜、かまぼこは一口大に切り、エビは殻の間に爪楊枝を入れて背ワタを取っておく。ホタテは一度塩茹でする。

  3. Aを土鍋に入れてひと煮立ちさせ、エビ、ホタテ、豆腐から煮込み、エビに火が通ったら水菜以外の他の野菜を加える。

  4. 最後に水菜を加え、さっと火が通ったら完成。

豆乳が苦手な方も、練りゴマを入れることでゴマの風味によって食べやすくなります。今回は魚貝類を具材に使いましたが、その代わりに鶏肉や豚肉、つみれを使用するなど、様々なアレンジが可能です。ぜひ試してみてください。

著者プロフィール

人気ブロガーで、料理研究家や飲食店コンサルタントとしても活躍する(写真 / 園田昭彦)

こばやんこと小林雄樹
北海道在住の料理研究家。子どもの頃から料理に親しむ。数々の飲食店の厨房で修行を重ねた後、料理長として様々な創作料理を考案。その経験をいかし、料理ブログ「飲食店では教えてくれないナイショのレシピ」でオリジナルレシピを公開したところ、たちまち大ヒット。現在は地元札幌で料理研究家として活躍するかたわら、飲食店のコンサルティングも行なう。
著書「こばやんの飲食店では教えてくれないナイショのレシピ スペシャル
・定価: 1,260円
・発行: 毎日コミュニケーションズ
・B5判96ページ