日に日に寒さが本格化。「今晩は鍋でも食べて温まりたい」という気持ちが強くなってくるはず。ということでここでは、料理研究家で人気ブロガーでもあるこばやんこと小林雄樹さん考案の"男鍋"レシピを紹介。男性ならではのこだわりが詰まった鍋料理が登場する。

著者プロフィール

人気ブロガーで、料理研究家や飲食店コンサルタントとしても活躍する(写真 / 園田昭彦)

こばやんこと小林雄樹
北海道在住の料理研究家。子どもの頃から料理に親しむ。数々の飲食店の厨房で修行を重ねた後、料理長として様々な創作料理を考案。その経験をいかし、料理ブログ「飲食店では教えてくれないナイショのレシピ」でオリジナルレシピを公開したところ、たちまち大ヒット。現在は地元札幌で料理研究家として活躍するかたわら、飲食店のコンサルティングも行なう。
著書「こばやんの飲食店では教えてくれないナイショのレシピ スペシャル
・定価: 1,260円
・発行: 毎日コミュニケーションズ
・B5判96ページ

「インスタントキムチ鍋」

まず最初にご紹介するのが「インスタントキムチ鍋」。キムチ鍋に練りゴマをプラスして辛さの中にコクを出し、シメはインスタントラーメンを投入。お手軽でいてオーソドックスなキムチ鍋とは一味違ったおいしさが楽しめ、食べ応えもある。

材料(4人分)
豚肉 200g / 白菜 1/4個 / ニラ 1束 / 長ネギ 2本 / ニラ 1束 / 椎茸 8個 / しめじ 1パック / えのき茸 1パック
A(水 800cc / キムチの素 300cc / インスタントラーメンのスープの素 1袋分 / だし入り味噌 大さじ2 / 練りゴマ 大さじ2)
インスタントラーメン(醤油味) 1袋 / 卵 2個

つくり方

  1. 豚肉と白菜は一口大に切り、ニラは4cm幅に切る。長ネギは斜めに2cmに切り、椎茸は石づきを取る。しめじとえのき茸は石づきを取ったあと、小房に分けておく。
  2. 土鍋にAを入れてひと煮立ちさせる。
  3. 白菜、豚肉を先に煮て、火が通ったところで他の野菜を加える(白菜は芯の部分がかたいので、先に煮込む)
  4. 鍋の具材を食べ終えたら、インスタントラーメンを入れて3分間煮込み、溶き卵でとじてしめる。

シメはインスタントラーメンで

今回は白菜キムチでもキムチ鍋の素でもなく、キムチの素を活用

キムチ鍋というと、生の白菜を使わず、白菜キムチで代用することも多いかと思います。しかし今回は白菜とキムチの素を使っています。個人的には、生の白菜を使うことで、火が通っても白菜には歯ごたえが残るので、この組み合わせがオススメですね。キムチ鍋の素があれば、そちらを使ってもOKですが、インスタントラーメンのスープとだし入り味噌から旨みが十分出るので、酸味のあるキムチの素の方が今回の鍋にはマッチします。