「ランチタイムはどこのお店も混雑しているけど、いちいち並んでる時間なんてない」「お昼の時間ぐらいゆっくり過ごしたい」「昼食でも身体にいいメニューを選びたい」……このように、都心部のオフィス街には「ランチ」に関する悩みを抱えたビジネスマンが溢れかえっている。「ランチ難民」という言葉が生まれてしまうほどその現状は深刻だ。本連載では、この問題を解決するべく、オフィスで活用できるさまざまなサービスを紹介していく。
厳選されたこだわりパンを冷凍で!
「温かい焼きたてのパン」と聞くと、朝にベーカリーへ買いに行くものというイメージを抱くかもしれない。しかし、オフィス向けのパン宅配サービス「パンフォーユー」を活用すれば、温かいパンがいつでも職場で楽しめるのだ。
オフィスに冷凍庫を貸し出し、冷凍されたパンを定期的に届けてくれるという同サービス。スタッフが商品の在庫管理から補充までを行ってくれるため、ユーザーは冷凍庫にストックされたパンの中から好きなものを選び、レンジでチンするだけ。また、冷凍庫の貸し出しを行わず、オフィスの冷蔵庫の冷凍スペースを利用するセルフプランも用意されている。
「ロッシュショコラ」や「ほうれん草チーズベーグル」、「大辛カレーパン」など、個性豊かなこだわりのラインナップを展開。プランに応じて、最大8種類のパンが月替わりで楽しめる。
冷凍のため保存がきき廃棄もなく、休日出勤の社員も気兼ねなく利用できるとあって、ユーザーからの評判も上々だ。また、冷凍保存により余分な保存料や添加物が不要となるため、おいしく安全にパンを提供できるメリットもあるとのこと。
群馬県桐生市で宅配パンのサービスを手がけるパンフォーユーは、もともと個人向けに冷凍パン宅配サービスを行っていたという。しかし、法人宛で定期購入する顧客が多くいたことや、当初オーダーメイドとしていた注文よりも複数のパンが届くセットの注文が増えてきたことから、オフィス向けのサービスを試験的に展開。すると、取引企業内でファンクラブができるほどの評判となり、本格的なサービスを開始するに至ったのだそう。
同サービスは、パン業界の働き方改革にも一役買っているのが興味深い。ベーカリーでは、毎朝の開店に間に合わせるべく、早朝に出勤してパンの製造に取り掛からなければならないため、高齢化などにより廃業するケースもあるという。しかし、同サービスにパンの供給を始めることで、店頭販売から冷凍のパン製造に切り替え、早朝に出勤する必要がなくなったという店舗も。一時的に閉店していた店舗が復活した、個人店の職人が家族と過ごす時間を増やすことができた、といった事例もあるとのこと。
「食にこだわりを持っていても、おいしいパンに巡り合えているビジネスマンはほとんどいないはず」という観点から「カラダにも優しくておいしいパンを食べることによって、オフィスライフを充実させながらパンライフに新たな楽しみを見つけてもらいたい」と、パンのある生活を提案するパンフォーユー。
今後はラインナップに低糖質パンを追加する予定で、エリアに応じたメニュー展開や、個人向けに冷凍庫を貸し出すサービスなども企画しており、モニターも募集するという。
定額プランは月額5,000円から、従量課金プランは月額6,000円からとなっている同サービス。無料のお試しサンプルも取り寄せられるため、気になった人はその味を確かめてみてはどうだろうか。
※価格はすべて税込