諸君は日頃、「女性の言うことって解んない!」とか「いやー、女心ってホント複雑!」な~んて思わされることはないだろうか?
たとえば我々男が「話があるんだけど……」と言えばその意味はズバリ「話したいことがある」や「ちょっと相談したいことがある」といったことにつきるのだが、女性が言うとそう単純ではない。そこには必ずと言っていいほど、我々男には想像もしがたい深い別の意味があり、それらが我々単細胞な「男」を翻弄する原因になっているのだ。
そこで今回は、そのrelationshipができうることなら円滑に行くようにという願いを込めて、彼女らの言葉に隠されたその真意を伝授することにしよう。
It's your decision./It's your call.
女性がこういった時、我々男としては「それはあなたしだい、あなたが決めて」という風にとりがちだが、
女性の本意はそれにあらず。多くの場合は:
→ I told you what I want. Why are we still debating? (わたしの望みは話したでしょ。なぜ未だ話し合う必要があるの?)
→ The correct decision should be obvious by now.(正しい決断はもう分かりきってるはずでしょう)
のいずれかになる。
No, I'm not upset.
直訳は「ううん、わたし怒ってなんかいないわ」だが、それを鵜呑みにしてはいけない。彼女らの本意は:
→ Of course I'm upset, you clueless jackass!(怒ってるに決まってるでしょ、あなたそんなことも分かんないなんて馬鹿じゃないの) なのだから。
Do what you want.
これは、たとえば諸君が彼女に「僕はこれからこうするよ」とか「今日はこんなことしようと思ってるんだ」などと言ったときに返される「好きにすれば」だが、これには :
→ But there will be hell to pay later.((好きにすれば)でも後で覚悟しておきなさいよ、(かってなこと言っちゃって)後で地獄を見ることになるわよ)
といった恐ろしいおまけの意味が含まれている場合多し。
We need to talk.
これは冒頭でも触れた「話があるんだけど」という時に使うものだが、女性がこれを言うときは :
→ You need to listen.(あなたはつべこべ言わないで黙って聴いてればいいの)
→ I need to complain.(わたし文句があるんだけど)
のどちらかの場合が多い。別れ話の切り出しとしても使われることもあり、そのときは :
→ We need to break up.(わたしたち別れましょ)
といった意味にもなり得るのだ。
Can I ask you a question?
文字通りなら「質問を一つしていい?」とか「ちょっと聞いてもいい?」になるのだが、その本意は :
→ Whatever I say next is going to make you very uncomfortable.(これからわたしが言うことはあなたにとっては余り聞きたくないこと、触れてほしくないことなんだけど)
となるのが普通。嫌な予感と共に、彼女の話を聞くようにする方が懸命だろう。
I like you, but...
「好きよ、でも......」と解釈するのは勝手だが、こう言うときの女性の本意は :
→ Don't you understand? I don't like you at all.「あなたなんて耐えられないぐらい嫌い。そんなこと分かんないかな)
こんな風に"but"がついたときは、潔く否定を受け入れるのが一番と心得るべきだ。
I just don't want a boyfriend right now.
「今は恋人なんてほしくないの」といった意味になるこの表現もその真意は言うと :
→ I just don't want YOU as a boyfriend right now.(恋人としてあなたが嫌なの)
となり、「あなたは恋人としてはあり得ない」と宣告されたのも同然なのだ。
Nothing.
たとえば、彼女が不機嫌そうにしていたり、つまんなそうにしていたときなどの「どうしたの?」といった問いに彼女がもしこう答えたら :
→ Everything.(全部、何もかも問題あり)
「なんでもない」なんて真っ赤な嘘。その本意は「何もかもむかつく、頭くる、あーイライラする、あなた何にも分かってない、あなたわたしの気持ちなんか全然分かってない!)」などなど。これはある意味宣戦布告、けんかの前触れを示している可能性が大だと知っておこう。
What do you think (of this)?
人の意見を求めるときによく使われる「あなた(これを)どう思う?」というこの表現も、異性(男性)に対してのときは :
→ You like this, don't you?(あなたこれ好きだよね、これいいと思うよね)
こちらは我々男の意見を聞いていると思っては大間違い。ただただ「いいです、好きです、問題ありません」といった賛同を求めているにすぎないと思うべし。
さて今回はここまで。もちろんどの表現も状況次第ってこともありだろうが、こういった隠れた意味もあるということは知っていて損はない。知った上で女性に対処すればより円滑な関係が保てるはず。是非役に立ててほしい。諸君の感想は……いかに?
ではまた次回。
※こういった表現はまだ山ほど存在する。残りは折りをみてまたの機会に紹介することにしよう…。