新しい年を迎え、今年こそは「意中の彼女にアタックするぞー!」、「今年こそ彼女を作るぞー!」といった抱負を密かに心にかかげている諸君も多いことだと思う。そこで新年初の今回は、そんな諸君のために、いよいよ「デートへの誘い」をテーマに話を進めることにする。

"意中の君"を初めてデートに誘う、こんなときは誰だって緊張するもの。それはとりもなおさず、断られてしまうんじゃないかといった不安が心をよぎるから……しか~し!! アメリカなどでは常識とされる"5 creative tricks and strategies"「5つの創造性溢れる技と対策=鉄則」とやらを心得ておけば、諸君のそんな不安も大いに解消されるに違いない。

次がその鉄則ども :

鉄則1☆Don't use the word date./Don't ask but invite./Disguise it as an invitation.「デートという言葉は使うな、願いを請うより招け、あくまで招待を装うべし」☆

"Would you like to go on a date with me? 「僕とデートしてもらえませんか?」"なんてのがデートの誘い文句の定番と思っている諸君。これじゃ誘う側誘われる側双方にプレッシャーをもたらすだけ。「デートしませんか?」より、「君と一緒の時間を過ごしたいんだけど」的思いが伝わるアプローチの方がよほど女性の心を刺激するのだ。だからたとえば、"Let's take a walk together."「一緒にちょっと歩かない?」なんていう極々普通の誘いの方がよっぽどまし。こんな軽い誘いから素敵なデートへと発展される可能性を探るべき。これこそが第一にして、もっとも強力な鉄則。肩肘這って「date」という言葉で誘った結果、せっかくの一日がつまらない「non-date」で終わってしまったという悲惨な報告も数多いようだ。

鉄則2☆Be specific (about time and place). Don't say "let's do..... sometime."「いつ何処ではハッキリ、"いつか、そのうち"なんて言葉はもってのほか」☆

"one day"や"sometime"といった言葉に代表される「いつか」とか「そのうちに」的ニュアンスはNG。そんな消極的なアプローチは諸君の主導権や自信の欠落をあらわにするだけだ。よって、"Let's do dinner sometime."「今度一度食事でもどう?」のような漠然とした誘い文句もいただけないし、単に"Let's hang out together."「一緒に遊ぼうよ」なんて言うのも、「一体何して遊ぶのよ?」なんて思われるのがせきのやま。せめて"My friends and I are having a party this weekend. Would you like to come?"「今週末、僕と仲間でパーティーを開くんだ、よかったら来ない?」くらいは言いたいものだ。

鉄則3☆Act like you're sharing information.「情報を分かち合うような感じで振舞え」☆

たとえば日本語でなら「美味しい~~の店知ってるんだけど、行ってみない?」みたいな。こちらは彼女の興味を事前に知っていればより効果的で、相手はデートの誘いとは思わずについてくることだってあるだろう。でも少しでも同じ時間を分かち合う。これ自体間違いなくデートである。だから"I know this good Mexican restaurant...."「僕一つスッゴく美味しいメキシコ料理店知ってるんだけど……」とか"No joke, this place serves the best pizza in town."「ホントホント、この店のピザは間違いなく街で一番なんだ」なんて言うのも立派な誘い表現なのだ。

鉄則4☆Don't make a big deal out of asking her out.「女性を誘うことを「大事」とするな」☆

彼女をデートに誘う、これを一大事なこととして振る舞うべからず。意中の君をデートに誘うことがあたかも生死を分けるかのごとき印象を与えてしまっては、諸君の緊張が女性側にも伝染してしまう。Don't act desperate!「必死感を出すな、あくまでさりげなく」を心得よ。カジュアル感のある会話の中での「誘い」、あくまでさりげなく。

鉄則5☆Don't plan anything too exciting or complicated.「事前にあまり大げさで複雑なプランは立てるな」☆

最初からプランありきのフルコースデートは窮屈なだけ。"Play everything by ear."「全ては成り行きに準じて」を心がけ、手の込んだ計画よりは、一つだけきっかけを用意、あとは流れのままに。心のままに。

おまけ

またこんなときは他にも、たとえば何かささいなことでもかまわないから彼女と賭けをする。そして"I'll bet you're wrong. If I lose, I'll buy you dinner."「僕は君が間違ってる方に賭けるよ。もし僕が負けたら夕食おごるから」といった賭を装って彼女を誘うのも良し。可能性は半々だが成功すれば、初デートのチャンスをまんまとゲットすることにもなり得る。これも一つの秘技。おまけ技と知っておくと良いだろう。

アメリカ版推奨の初デートの鉄則とやらはざっとまぁーこんな感じ。ぜひともお心置きされたし……!!

ではまた次回。