初めまして、1日2スイーツを10年以上継続している甘党ブロガー、スイーツハンター月ウサギです。

関西を中心としたにあるご当地スイーツをお届けする本連載。第一弾は岡山県倉敷市にあるご当地プリン「倉敷デニムプリン」を紹介したいと思います。

  • 倉敷市のご当地プリン「倉敷デニムプリン」

デニムで「町おこし」する倉敷

デニムプリンがあるのは岡山県倉敷市にある美観地区(※)、白壁の蔵屋敷や海鼠(なまこ)壁の土蔵などが建ち並び、城下町のような風情漂う地となっています。
※市街地の美観を維持するために定める地区

  • 風情漂う美観地区

どこを切り取っても絵になる昔ながらの街並みが見られ、毎年多くの観光客が訪れる岡山でも屈指の人気観光スポット。

JR倉敷駅から徒歩圏内にあり、岡山市内からも在来線で約17分という利便性の良さが人気につながっているともいえますね。

そして倉敷市児島は昔から繊維産業が盛んな地域で、長年培った技術を元に、1972年に倉敷紡績が初の国産デニムを完成させたことから、国産ジーンズ発祥の地としても有名です。

2014年には倉敷美観地区に倉敷デニムストリートがオープンし、児島製のデニムやデニム雑貨などを販売していて、デニムをシンボルに街の活性化を図っている場所ともいえます。

  • デニムをシンボルに街を活性化

そして近年ではデニムの色をイメージした青いフードやスイーツも登場していて、倉敷デニムプリンもそのうちの一つとなっているのです。

倉敷デニムプリンはどこで買える?

倉敷デニムプリンがあるのは、日本人の体形に合った国産デニムを作り続けている「しらかべ倉敷屋」。店内にはさまざまなデニム製品が並んでおり、青いプリンは店頭で販売されています。

  • ショーケースの青色が目立つ

ショーケースにはプリンとは思えないほど爽やかな青色のプリンが並んでいます。1個350円(税込)で販売しており、近年のご当地プリンとしてはやや安めのお財布にも優しい価格帯なのが嬉しい限り。

ただ、1日30食限定という事で、数が少なく休日は特に早めの訪問がオススメです。ショーケースにはプリンのほか、倉敷サイダーや青い地ビールなども販売していて、国産デニム発祥地らしい青尽くめな内容となっています。

青いプリンを食べてみる

プリンですが近くで見るとより青色が際立ちます。味は倉敷サイダーにちなんでサイダー味ということで、見た目のイメージとも合致していますね。

  • とにかく青色が際立つ

いざ実食してみると昔ながらのやや固めの食感と同時に爽やかなサイダーの味わいが広がってきます。サイダーの味がありながらも、しっかりとプリン特有の卵黄の味わいもあり、食べ応えも抜群。

とてもさっぱりしているので、蒸し暑い時期には特にオススメなプリンに仕上がっています。

  • やや固めの食感と爽やかなサイダー味の組み合わせ

固めの食感なので長時間持ち歩いても型崩れしにくいのもあって、お土産としても重宝しそうです。

同店では保冷バッグを150円で販売しているので、持ち帰る際にはそちらを購入しても良いですが、それでも1日がかりの観光予定で長時間持ち歩くのが不安だという方は、JR倉敷駅前にあるアリオ倉敷の冷蔵コインロッカーに保管しておくのもオススメ。

10~21時まで保管可能で料金は100円とかなり安いです。ただ、そこまで大きくないのでたくさん保管するのは難しく、1Fと2F合わせても16個しか設置していないので、タイミングによっては使えないこともあります。

こちらはあればラッキーくらいに思っていた方がいいかと思います。

青いプリンは全国を見渡しても珍しいと思いますし、倉敷の歴史を元に作られたご当地プリンは話のネタにもなると思うので、倉敷に行く際はぜひチェックしてみて下さい。

しらかべ倉敷屋
・岡山県倉敷市本町4-13
・086-422-1313
・9:00~18:00
・定休日 不定休