「ちょっとeグッズ」は毎日のくらしをちょっとイイ感じにしてくれる、ガジェットのよもやま話を語る連載です。 |
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こんにちは! ライターの伊森ちづるです。普段は生活家電やキッチン家電の記事を書くことが多いのですが、今回はちょっといい暮らしを送るためのグッズを紹介する連載「ちょっとeグッズ」にお邪魔します。
最近iPhoneで使うためにゲームコントローラー「DualSenseワイヤレスコントローラー」(実売7,700円前後)を買いました。
ゲームのMinecraft(マインクラフト)に今更ながらハマっています。普段ゲームをしないので筆者にとっては珍しいのですが、家族とのマルチプレイが楽しいです。
といっても我が家にはSwitchなどの家庭用ゲーム機がないため、iPad用のアプリで遊んでいます。マインクラフトは、同じApple IDで共有が可能なので、iPad、iPhone 7、iPhone 13 Proの3つを自宅Wi-Fiにつなげてプレイしているわけです。
iPadやiPhoneではタッチ操作をしていましたが、iPhone 7は画面が小さく操作ミスが起きやすいんです。建築の時はよくても、バトル中に操作を間違えてしまい、気まずくなることも。だんたん、iPhone 7を誰が使うかで押し付け合いになってきたんです。そんなことをマイナビニュースの編集さんに相談したところ、「iPhone 7でも使えるコントローラーありますよ!」と教えてもらいました。
家族で楽しくマイクラするにはコントローラーが必要だ! というわけでいろいろ検討して、PS5用「DualSenseワイヤレスコントローラー」を購入しました。ちなみにPS5は持っていません。
対応OS、見た目、大きさで決定!
購入にあたっては、主にコントローラーを使う小学生の子どもの意見を聞きながら選びました。まず候補に上がったのはSwitchのプロコン(Nintendo Switch Proコントローラー)とジョイコン(Joy-Con)です。
しかしiPhoneで使うにはiOS 16以降が必要(iOS 16のアップデートでSwitch用コントローラー対応に)。iPhone 7は、iOS 16のサポート対象外なんですよね。しかもプロコンは品薄! ということで、ほかのコントローラーを検討するコースへ……。
そこで選びに行った家電量販店の店頭にあった中で「見た目が一番好み」「友達に借りて触ったことがあるから操作が分かる」「(子供が持つときに)丁度よい大きさ」「振動する」などの理由から、「DualSenseワイヤレスコントローラー」に決定。
筆者としては、最後に使ったことがあるのはPS2のゲームコントローラーなので、PS5対応のDualSenseワイヤレスコントローラーはどれだけ進化がすごいのかな? という興味もあり購入しました。
USB TypeCケーブルで充電、接続はBluetoothで
DualSenseワイヤレスコントローラーはサイズがW160×D106×H66mm、重さが約280g。カラーは5色のほか、グレーカモフラージュ柄も用意しています。我が家が購入したのはスターライトブルーです。
DualSenseワイヤレスコントローラーに対応するのは、以下のOS以降を搭載したデバイスです。
- macOS Big Sur 11.3
- iOS 14.5
- iPadOS 14.5
- tvOS 14.5
- Android 12
Windows PCデバイスは、有線接続で対応。iOS 14.5以降なので、我が家にあるiPhone 7、iPad、iPhone 13 Proどれでも使えます。ただ、つなぐ機器を変えるときは、毎回ペアリングが必要です。
iPhoneとの接続はBluetoothのペアリングをするだけなので簡単でした。電源を入れるとライトが青く光り、Bluetooth接続が完了するとオレンジに変わります。
小学4年生の手にちょうどいいサイズ
実際に使った感想を子供に聞いてみました。
「友達の家でSwitchのプロコンを触らせてもらったことがあるけど、自分の手には大きくて握りにくかった。でも、DualSenseワイヤレスコントローラーはちょうどいい。ジョイコンだと滑ることがあったけど、このコントローラーは裏がザラザラしているから滑りにくいし、重いからしっかり握れて操作しやすい。あと動きによって振動が変わるのも楽しい」とのことでした。画面の視点切り替えやアイテムの管理が、格段に操作しやすくなったようです。
このほか筆者としては、ジョイスティックに細かい溝が刻まれており、滑りにくいため操作しやすいと感じました。マインクラフトで遊ぶぶんには、操作の遅延も特に感じませんでした。
また、弓矢など引き絞る武器の操作に使う背面ボタンの押し心地がソフトになっていて、気持ちがよいです。もっとカチカチした反応かと思っていたので、滑らかな反応に驚きました(ゲームをよくやる人には当たり前かもしれませんが)。
ただ慣れないうちはクリエイトボタンやオプションボタンを間違えて触ってしまうことがあり、意図せず画面録画などが始まって焦りました。ボタン操作や設定がわからないときは、子供の友達やその兄弟のPS5(PS4)ユーザーに使い方を聞いて慣れていくことも。周りに使っている人がいると相談できて安心です。
電池容量は1,560mAh。我が家の場合、ゲームはやっても週に2から3回、1回につき1時間から2時間程度遊びます。充電は毎回ではなく週に1度するくらいなので、管理が楽です。USB Type-CケーブルがあればPCなどからも充電できるため、部屋の好きな場所で充電できることも気に入っています。充電の残量は、iPadやiPhoneの画面から確認できます。
もっと頻繁にゲームをするならば充電スタンドを買っていいかもしれませんが、今のところはこのままで不便を感じません。
ゲームで遊ぶときの姿勢がよくなった!
コントローラーのスペックではありませんが、個人的にうれしかったのは、遊ぶときの姿勢がよくなったことです。親としては、子供がゲームをするときにiPhoneをのぞきこむように操作して姿勢が悪くなることが気になっていました。
コントローラーを使うと画面をタッチしなくてよいので、三脚を使い目の高さで画面を見れるようにできます。画面に近づきすぎず、姿勢も悪くならないため、いい感じです。iPadやiPhoneでマインクラフトを遊びたい人、ゲーム中の姿勢が気になる人は、コントローラーの購入をオススメしたいと思いました。