「ちょっとeグッズ」は毎日のくらしをちょっとイイ感じにしてくれる、ガジェットのよもやま話を語る連載です。 |
---|
皆さんこんにちは。マイナビニュース新米編集の吉川です。日々の暮らしをちょっとイイ感じにしてくれるアイテムをさらりと紹介していく本連載。今回は筆者のテレワーク用&妻のゲーム用で活躍しているディスプレイを取り上げます。
筆者は元々24型のディスプレイを使っていました。しかしつい最近、テレワークが増えたことや、24型サイズでも長時間見ていると肩こりがひどくなったことが原因で、「Innocn」の40型ウルトラワイドディスプレイ「WR40-PRO」を買っちゃいました!
WR40-PROの良さは、筆者がテレワーク時に便利に感じる特徴と、妻がオンラインゲームをするときに快適と感じる機能を備えている点です。ここではその2つのポイントを簡単に紹介していきます。「夫婦や家族、恋人でディスプレイを共用している」など、同じような環境にいる人の参考になれば嬉しいです。
筆者のテレワークに必須なアイテム!
突然ですが、筆者はテレワーク時に椅子の背もたれにもたれかかりながら作業しています。周りから見たら完全に「やる気0」。しかし、これはダラダラしながら仕事をしているわけではありません。「あまりにもひどすぎる猫背」を改善するためなのです。
いつからかわかりませんが、筆者は生粋の猫背。たぶん前世は猫だったのでしょう(適当)。そのせいなのかは不明ですが、首や肩が非常に凝りやすく、常に「パキッ」や「ゴキゴキ」といった音が鳴るような体質です。今の職業に就く前はPCと向かい合う時間がそこまで長くなかったため、半分諦めつつ、「まあ、いいか」と思っていました。
しかし、編集の仕事に就いて3カ月、これが急激に悪化! 四六時中ディスプレイに向かい合っていると、知らず知らずのうちに前のめりで画面を食い入るように見ていたり、椅子に胡坐をかいたりといった、目にも背骨にもよくない姿勢になってしまいます。早急に改善をしなくては背骨が「つ」の字になってしまうと思い、画面から距離を取りつつの作業を決意しました。
ただ、当初使っていた24型のディスプレイから顔を離すと、若干画面上の文字が見にくく、かといって画面上の文字を大きくすると、ウィンドウを複数開けず作業に支障が。しかし我が家のモニターは妻と共用のため独断で買うわけにもいかず、「今よりも大型のディスプレイが欲しい」と妻に相談してみたところ、テレワークのほかにオンラインPCゲームをよくプレイする妻も、大型のディスプレイが欲しいとのこと。意見が一致し、横に広いウルトラワイドディスプレイを購入しました。
購入したのはInnocnの40型ディスプレイ「WR40-PRO」。購入時、Amazon.co.jpでの価格は74,390円でした(現在の価格とは異なります)。Innocnは2014年に設立されたメーカー「深セン市世紀創新顕示電子有限公司」のブランドの1つです。日本ではAmazon.co.jpを中心に製品を展開しています。
製品の特長はとにかく広い40型というサイズ。WR40-PROの横幅は99.4cmと、1mと少しある机とほぼ同じに見えます。座席に座ると視界のほぼすべてがディスプレイ。横幅が広いのは購入以前からわかっていたことですが、実際に目の前に設置して座るとかなりの迫力です。奥行きが少ない机の場合、ディスプレイとの距離を確保できず広さを十分に活用できない可能性も考えられます。
でも筆者にとってはこれがいいんです。椅子にもたれかかり、画面が視界におさまるような距離感をキープ。「画面の左にブラウザのウィンドウを開き、真ん中で記事を作成、右側には画像編集ソフト」・「画面の左側でYouTubeを開きながら、真ん中~右側に広くとったスペースでまったり作業」といった使い方が快適でオススメです(仕事中にYouTubeなんて見ませんよ! 信じてください)。さらに4つ・5つのウィンドウを同時に開きながらの作業も、横幅に十分な余裕を保ちながら処理できます。
今開いている画面をそのままにしたまま、別の作業を進められる広さがあるため、仮想デスクトップの切り替えが不要なのもメリットの一つ。しかし個人的には、画面上で同時に進めている作業をすべて視界に置いておけるのが落ち着きます。
ちなみに、購入のきっかけとなった猫背と肩こり、ディスプレイを変えたことが原因か確実ではないですが、若干回復しつつあります。しかし、モニターをウルトラワイドディスプレイに変えたことで仕事の作業効率は上がりました。こちらは自信をもって言えます。
製品はおおむね満足していますが、あと一歩という点が1つだけ。スタンド部は支柱と3本の脚で構成されています。すっきりしている見た目ですが、この脚が机から若干浮いていて上に物も置けず、意外と場所を取ります。個人的には机と接地して、上に物が置ける薄い板状の脚が良かったです。WR40-PROはVESAマウントに対応しているため、モニターアームの設置を検討しようと思います。
妻のゲームにも必須なアイテム
購入時に1個だけ迷うポイントがありました。ディスプレイを選ぶ際に湾曲型にするか平面型にするかというもの。ゲームの臨場感や没入感を考えたら、湾曲型の方が適しているという情報や、視線の横移動が少なく、疲れにくいという話を検討時に聞きました。
しかし同時に、湾曲する分場所を取るといった話や、40型レベルの湾曲モニターはかなり高価だった点を考慮して、横長ディスプレイ初心者の私は冒険する勇気が湧かずに、平面型を購入することに。次買い替えのときまでに、実際に長期間試用できる機会をつくり、存分に悩みたいところです。
筆者はあまりゲームが得意ではないため、いつもは妻がプレイするのを後ろから観戦するのがメイン。しかし今回は実際に自分がこのディスプレイでゲームをしてみて感じたことをまとめます。ちなみにFPSゲームにウルトラワイドディスプレイが適しているか否かは諸説あるようですが、妻はいわゆる「ガチ勢」ではなく「エンジョイ勢」のため、大画面で楽しめるというメリットがクリアされたので良しとしましょう。
実際に『Apex Legends』をプレイしたところ、さすが40型、かなりの迫力です。しかし、「WR40-PRO」一番の「推しポイント」は、色彩がくっきりとしておりゲーム上の世界が美しいことでした。景色から建物までとにかく色彩豊かできれいです。妻曰く発色が良くなったことでゲームの世界への没入感が上がり、より楽しめるようになったと言っていましたがそれも納得です。パネルの明るさも目視で気になるような違和感はなく、十分にフラットです。
FPSゲームで使うディスプレイに重要とされているリフレッシュレートは144Hz。リフレッシュレートは、一秒間に何回画面を更新するかという回数で、高いほど映像の動きが滑らか。低いと動きがカクついてゲームの勝敗に支障が出ます。こちらも十分で画面上のキャラクターが「ヌルヌル」動きます。
今回紹介した「WR40-PRO」は、今我が家で絶賛活躍中です。先になりそうですが、次買い替えるタイミングでもウルトラワイドディスプレイがいいなと考えています!