2010年6月、FXオンライン・ジャパンの代表取締役社長 CEOに、新しくアンドリュー・マッケイ氏が就任しました。今回は、マッケイ氏にバイナリーオプションについてお話を伺いました。

聞き手 : FXオンライン・ジャパンが提供している商品・サービス面での特徴は?

マッケイ : FXオンライン・ジャパンでは、他のFX会社とは違い、多彩な投資対象をご用意しております。FXの、CFDの取引対象銘柄は約7000銘柄程です。その中で、バイナリーオプションという商品も扱っているのですが、これは日本のFX会社では、FXオンライン・ジャパンが初めて扱ったものです。

聞き手 : バイナリーオプションの特徴について教えてください。

マッケイ : 簡単に言ってしまえば、ある投資対象について、将来の価格動向がプラスになるのか、それともマイナスになるのかを予想するという、二者択一の投資商品です。シンプルで分かりやすいというのが特徴です。

バイナリーオプションの価格は、0から100の間で推移しています。たとえば「日本225種株価指数(日経225に該当)の価格が、当日終値で7820よりも上昇」というバイナリーオプションがあるとします。これをYes(上昇)とNo(下落)の二者択一から、いずれか一方を選択するのです。

このバイナリーオプションの値段は買値(Yes)が66.6、売値(No)が60.7だとしましょう。売買単位は1ロット=1000です。

もし、上がると思っている場合は、66.6で1ロットの買いをクリックします。そして、当日終値が予想通り7820を上回って引けた場合には、

(100-66.6)×1000=3万3400円

の利益が生じます。しかし、逆に7820を下回った場合には、

66.6×1000=6万6600円

の損失が生じます。

このように、上がるか下がるかを予測して取引するというシンプルな投資対象がバイナリーオプションなのです。

聞き手 : 最初から損失額が見えているということですね。

マッケイ : そのとおりです。FXなどは、自分が意図したのと逆の方向にマーケットが動いて損失が生じた場合、自分で主体的に損切りをしない限り、どこまでも損失が拡大するリスクがありますが、バイナリーオプションの場合、あらかじめ買いと売りの価格が提示されているので、リアルタイムで自分が負けた時の損失がいくらになるのかが分かります。最初から自分のリスクの程度が分かったうえでトレードできるというのは、商品性のシンプルさとともに、バイナリーオプションならではのメリットだとも言えるでしょう。

聞き手 : トレーディングシステムを充実させるということですが、具体的にどのようなサービス強化を図っていくのでしょうか。

マッケイ : FXオンライン・ジャパンが提供しているトレーディングプラットフォームであるピュアディールの機能を充実させていきます。

具体的には、チャート機能の拡充と、情報提供サービスの拡大です。

特に情報提供サービスについては、シカゴやメルボルンにいるリサーチャーの協力を受けながら、マーケット情報を充実させてまいります。ロンドンには翻訳者もいるので、日本の朝に間に合うように経済分析レポートなども届くようにする予定です。このようなグローバルな情報提供サービスの体制は、IGグループがグローバルなビジネス展開をしているからこそ実現可能なものだと自負しております。

ピュアディールのバージョンアップについては、今後も継続的に行っていく予定です。内容を大きく変えるための大規模プロジェクトも進行中ですが、やはり大事なことは、常時、投資家の皆様の希望に対応できるよう、細かくトレーディングシステムを充実させていくことだと思いますので、システムのアップデートは常時、行っていくようにしています。

聞き手 : 最後に、日本の投資家の方へのメッセージをお願いします。

マッケイ : まずは、当社のトレーディングシステムを一度、経験していただきたいと思います。そうすれば、いかに投資家にとって利便性の高いシステムであるかということが、お分かりいただけると思います。

また、CFDのような新しい投資対象にも是非、チャレンジしていただきたいと思います。当社では、これからCFDを始められる方を対象にして、トレードセンスという、投資家教育のためのプログラムも用意しています。実際に体験して、そのメリットを実感してもらいたいと思います。

実際にCFDをはじめる場合には、日本225種株価指数や金など、身近なものから始めてみてはどうでしょうか。あるいは、個別株のCFDを実際にトレードしてみて、現物株式との違いを実感されても良いでしょう。

今後とも当社では、投資家にとってメリットのあるサービスをどんどん拡大していこうと考えています。是非一度、サービスを体験してみていただければ幸いです。