京都をテーマにしたおにぎりを紹介するこの企画。今回は、京の白味噌・西京味噌を使った焼おにぎりのレシピをお届けする。メニュー考案は、京都をコンセプトにしたお店「京都 まろまろ」(東京・恵比寿)をはじめ、東京・広尾にある「金のおでん 羽重本店」など3店の飲食店を展開するARSON DINING GROUP・グループ統括料理長である羽重憲一さん。
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「第1回 おにぎりコンテスト ご当地編」
鹿児島の黒豚、沖縄の油味噌といったご当地食材や郷土料理を盛り込んだおにぎりレシピを募集します。ご当地都道府県や地方は、出身や居住地に関係なく応募できます。真空内釜圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」や浄水器「クリンスイ」などの豪華賞品も用意しております。様々なこだわりの詰まった"ご当地おにぎり"をお待ちしております。
西京味噌とは、その他の味噌より食塩を少なくして短期間で熟成した味噌。甘みが強いのが特徴だ。京都の家庭では、お正月のお雑煮にこの西京味噌を使うことも多い。羽重さんは西京漬から今回紹介のレシピを思いついたそうだ。
「西京焼おにぎり」
材料(2個分)
カリカリ小梅 2、3個 / ご飯 200g / 西京味噌 適量 / 顆粒のカツオだし 小さじ1 / たまり醤油(なければ濃口醤油) 少々 / 味醂 少々 / 七味唐辛子 少々
つくり方
1.カリカリ小梅は種を取り除き、やや粗めに刻む。2.1を具材にし、三角おにぎりをつくる。
3.西京味噌と顆粒のカツオだし、たまり醤油、味醂、七味唐辛子を混ぜ合わせ、合わせ味噌をつくる。
4.ラップを広げ、3の合わせ味噌をおにぎりのサイズにのばす。のばした合わせ味噌の上におにぎりをのせ、おにぎり上面や側面にも合わせ味噌を塗る。そのあと、ラップで包む。
5.3日ほど冷蔵庫で寝かせる。
6.ラップを外し、余分な西京味噌を取り除く。
7.焼き網におにぎりをのせ、弱火で焼いていく。表面に焼き色をつけつつ、中まで温まるようにゆっくりと焼く。家庭では魚焼きグリルを使うとよい。
焼き目が付いた合わせ味噌は香ばしさが出ておいしさアップ。西京味噌は甘みがあるので、カリカリ小梅の酸味が程よいアクセントとなっている。なお、おにぎりを漬け込む期間は今回は3日間だったが、1週間程度まではOK。次第に味がこなれてきて旨みも増してくる。
合わせ味噌は、焦げないように余分な味噌を取り除いてから焼こう。この味噌は味噌汁にも活用できるので、捨てずに使ってみよう。
"京おにぎり"を考えていただいた料理人撮影: 中村浩二
ARSON DINING GROUP・グループ統括料理長 羽重憲一さん
東京都出身。23歳で和食の道にすすみ、30歳でバーテンダーだった現オーナーと独立し、ARSON DINING GROUPを立ち上げ。1号店である「金のおでん 羽重本店」(東京・広尾)を2003年に開店。2号店の「おでんダイニング 羽重」(東京・恵比寿)は、テレビ番組『VVV6 東京Vシュラン2』における「30代OLが選ぶおでんランキング」(2006年)で第1位を獲得する人気店に。3店舗目の「京都 まろまろ」(東京・恵比寿)は、京野菜を使ったおでんや創作料理が好評。
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東京・恵比寿「京都 まろまろ」
京野菜を使ったおでんや創作料理が好評というダイニング。昆布や丸鶏、うるめ、宗田、鯖節とグジの焼きアラからとっただしに、岩塩や白醤油で味付けしたおでんつゆが自慢。鞍馬の実山椒を使った佃煮を練りこんだバターや、丹後の岩のりにしそ風味を付けた佃煮など5種類の薬味を用意するなど、オリジナル性の高いおでんを提供している。