疲労困憊でもなんとかできる料理が「極限めし」。本当は、腹持ちの良い米を食べてほしいのですが、「炊飯器ポン」さえしんどいときってある。そんなときは冷凍うどんがお勧め。ズボラ調理でもなんとかなるし、ちょっとの知恵で栄養バランスも改善。管理栄養士さんのコメント付きでお届けします。
自炊の民にとって、冷凍うどんは神的存在。ビニールパッケージのままレンジでチンすれば食べられるんですから。冷凍うどんや専門店のうどんの中には、タピオカ粉を入れてモチモチ感を出すものもあるらしい。各社、企業努力により味も食感も優れた品をリリースしています。
ちなみに、マイナビニュースの読者も、自炊にうどんを活用している様子。 ※調査期間:4月19~24日 マイナビニュース読者男女3,000人対象
「なんでもできる冷凍うどん。うどんだしがあればそれだけで」(40代男性)
「冷凍うどんに、天かす、のり、半熟玉子、めんつゆを乗せてぶっかけうどん」(30代女性)
「うどんをゆでて、お茶漬けにする」(40代男性)
など、なかなかの極限めしぶりですが、意外とおいしそうです。
筆者も作ってみたよ
冷凍うどんは、ビニール袋ごとレンジで規定時間加熱すれば食べごろ。ここにめんつゆを垂らすだけでもOKですが、読者レシピを参考にアレンジしてみました。
超簡単ぶっかけうどん
食べるうつわに、凍ったまま・ビニールがかかったままのめんを入れ、規定時間レンジで加熱。レンジからうつわを出したら、やけどに気を付けながらビニールを破りうどんをうつわに取り出します。
板垣さん「日本の冷凍・製麺技術は世界でもとても優れており、このように冷凍うどんを手軽においしくいただくことができます。揚げ玉は、風味、油分、食感が卵のソフトさととマッチして食べやすさがさらにアップ。ラー油もいろいろな種類が売られていますね。ピリ辛が食欲増進させ、腸にも刺激を与え代謝改善効果も見込めます!」
お茶漬けで「かけうどん」
読者アンケートで面白いと思ったのは、かけうどんのレシピ。うどん派の多くは、うどんつゆのない「ぶっかけスタイル」でしたが、お茶漬けの素やインスタントお吸い物の素でつゆを作るのはナイスアイデアです!
お茶漬けの素でつゆを作ってみました。作り方は簡単で……、
という感じ。味を見て、物足りない、ひと味足りないと思ったらめんつゆなどで味を調えましょう。常備していた缶詰のさばと、冷凍していた刻みねぎをのせると彩りもアップ。
板垣さん「お茶漬けの素は、安価で保存性もあります。お湯の量で自分好みの味に調節できるのも良いところ。海苔の風味、昆布、サクサクあられなど、食感、味も良好。また、さまざまな会社から発売されている商品を好みでブレンドすれば、アレンジもできます」。
監修者プロフィール :板垣裕(いたがき・ゆたか)
武蔵野栄養専門学校講師・管理栄養士。武蔵野栄養専門学校は、栄養士として活躍する人材を育てる専門学校。給食管理、栄養学、臨床栄養学などの実習を通じて栄養学を学びます。板垣氏は講師として教えるほか、高齢者施設の栄養管理、地域の子ども料理教室やスポーツ栄養、介護予防教室なども担当。