こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。お弁当の楽しみといえば食後のデザート。みなさんはどんなデザートを入れますか。私がよく入れるのは、フルーツや市販の一口サイズのゼリーです。

フルーツは季節を楽しむことができ、市販のゼリーは種類が豊富なので、同じようなパターンでもそんなに飽きがこないのではないかなと思います。

でも時々変化をつけたくなり、デザートを手作りすることも。デザートまで手作りするのは面倒に思うかもしれませんが、前日に作って用意しておくことで気持ちが楽になりますよ。

今回は、オススメデザートを3種類ご紹介します。

《フルーツ寒天ゼリー》

まずは、手作りゼリーのご紹介。お弁当に入れるゼリーは寒天で作ります。寒天で作るゼリーは常温で固まって溶けにくいので、お弁当にオススメです。材料2つで作ることができるのでお手軽ですよ。

【材料】シリコンカップ6個分
フルーツミックス缶詰(小) ── 総量200g(フルーツ100g、シロップ100㏄)
粉寒天 ── 1g弱

【作り方】

1、缶詰のフルーツとシロップを分ける。

2、フルーツはカットし、カップへ入れる。(熱に強いシリコンカップを使用)

3、鍋にシロップを入れて中火で寒天をふやかす。沸騰したら1~2分加熱する。(しっかり固めるためにも、沸き立った状態で加熱します)

4、寒天は常温で固まってしまうので、粗熱を取りすぎないうちに3をカップに注ぎ入れる。

5、粗熱が取れ、寒天が固まったらできあがり。

※ゼラチンで作るゼリーは常温で溶けてしまうこともあるで、お弁当に持っていく際はご注意ください。
※粉寒天は入れすぎると固くなりすぎてしまうので、入れる分量に気をつけてくださいね。

《りんごケーキ》

次に、ホットケーキミックスで作る簡単焼き菓子をご紹介。ミニサイズのケーキは、前日焼いて当日はラップで包むだけ。食欲旺盛な我が家の息子は、お弁当に入っていると大喜びですが、ボリュームのあるデザートなので主食の量の調整が必要です。

【材料】ミニパウンド型4個分
りんご ── 1個
a米油 ── 50g
a砂糖 ── 大さじ1
a卵 ── 1個
aレモン汁 ── 小さじ1
aホットケーキミックス ── 100g

【作り方】

1、りんごを半分に切り、1/2はいちょう切りにする。もう1/2は4等分し、くし切りにしてスジをつける。

2、aを上から順に混ぜ合わせる。

3、いちょう切りしたりんごを2と混ぜる。

4、ミニパウンド型4個に3を入れ、くし切りにしたりんごをのせる。

5、180℃に予熱したオーブンで約20~25分焼いたらできあがり。

バナナケーキもオススメです。焼きっぱなしのミニケーキは、完熟しすぎたフルーツの救済になりますよ。

《パリパリスイートポテト》

最後にアレンジスイートポテトです。餃子の皮で包んであるので、パリパリ食感が楽しいデザートです。

【材料】15~16個分
さつまいも ── 大1本(正味300g)
a牛乳 ── 大さじ2
aバター(有塩) ── 10g
砂糖 ── 大さじ2
餃子の皮 ── 15~16枚くらい
卵黄 ── 1個分
黒ゴマ ── 適量

【作り方】

1、さつまいもは皮をむき7~8㎜幅の輪切りにして水にさらす。

2、1の水を軽く切り、耐熱性皿に並べ、ふんわりラップをかけて電子レンジ600Wで6分加熱する。

3、柔らかくなったさつまいもをつぶし、温かいうちにaを加えて混ぜる。

4、バターが溶けてなじんだら、牛乳を少しずつ加えてよく混ぜる。

6、4を15~20gずつに丸め、餃子の皮で包む。包み方はお好みでどうぞ。

7、5に卵黄を塗り、黒ゴマをまぶす。200℃に予熱したオーブンで15分ほど焼いたらできあがり。オーブントースターで焼いてもオッケーです。

5の工程までを前日にしておけば、当日は焼くだけで朝ラクになりますよ。


朝の弱い私は、お弁当作りの日でも早起きをしません。自分に無理なことをすると、日中しんどくなってしまってしまうからです。なので、お弁当作りは前日の夜に7~8割は調理工程を終わらせるようにしています。

今回ご紹介したデザートは簡単なものばかりですが、自分の心がしんどくならないためにも、気持ちに余裕があるときにチャレンジしてみてください。