こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。子どもたちのためにお弁当を作るようになって、約10年が経ちました。しかし、まだまだ毎度お弁当の献立に悩む日々です。
我が家は毎朝ご飯を炊くので、リクエストがなければご飯のお弁当を作ります。皆さんは、ご飯弁当の時は、どのようなお弁当にしていますか? 白ご飯に梅干しをのせたお弁当でしょうか。のり弁も良いですね。
私は、食べやすいだろうと思い、おにぎりにすることが多いです。でも、いつもおにぎりではワンパターンな気がしてしまって食べやすいけれども、楽しみになるようなお弁当を模索していました。
そんな時、試しに炊き込みご飯を作って入れてみたところ、これが子どもたちに好評で、以来、時々お弁当に入れています。炊飯器にお任せして、他の調理作業ができるのも高ポイントです。
今月は、炊き込みご飯レシピ3品と、すぐできる混ぜご飯1品を紹介します。
炊き込みご飯をお弁当に入れる時の注意点!
炊き込みご飯をお昼のお弁当に入れる際に注意しなければならないことは、予約炊飯をしないことです。
夜のうちにセットして朝炊けるようにすると、具材が夜のうちに痛んでしまうことがあります。特に肉や魚はNGです。
具材は夜に切って冷蔵庫にしまい、調味料も分量を量って合わせておき、朝、炊飯をしましょう。
子どもがパクパク食べる《カレーピラフ弁当》
スパイシーなカレー味は、食欲をそそります。ご飯と一緒に野菜も一緒に食べることができるのも良いですね。レシピは、お子様用にカレー粉の量を少なくしています。カレー粉は、大さじ1までお好みで調節してください。
【材料】
米 ── 2合
玉ねぎ ── 1/4個
にんじん ── 1/4本
ピーマン ── 1個
ソーセージ ── 4本
aカレー粉 ── 小さじ2
aコンソメ(顆粒) ── 小さじ2
aしょうゆ ── 小さじ2
aオイスターソース ── 小さじ2
バター ── 10g
水 ── 適量
【作り方】
1、米はといでザルにあげ、水気を切る。
2、玉ねぎ、にんじん、ピーマンをみじん切りに、ソーセージを輪切りにする。
3、炊飯器に米とaの材料を入れる。
4、炊飯器の2合目の目盛りまで水を入れ、軽く混ぜる。
5、2の具材とバターをのせて炊く。
6、炊き上がったら、ご飯を混ぜ合わせてできあがり。
浜松市の郷土飯《さくらご飯》
私の住んでいる、浜松市の郷土飯です。さくら色でもありませんし、さくらが入っているわけでもないのですが、「さくらご飯」という名で親しまれています。
しょうゆと酒のみで作る方もいらっしゃいますが、私は少し甘めになるように味付けをしています。
【材料】
米 ── 2合
aしょうゆ ── 大さじ1
aめんつゆ ── 大さじ1
a酒 ── 大さじ2
aしょうが(チューブ) ── 小さじ1
水 ── 適量
【作り方】
1、米はといでザルにあげ、水気を切る。
2、炊飯器に米とaの材料を入れる。
3、炊飯器の2合目の目盛りまで水を入れ、軽く混ぜ炊飯する。
4、できあがり。
ムラなく仕上がるので、茶色のキャラクターおにぎりを作る時にもオススメです。
冷凍保存してあった「さくらご飯」をお弁当に入れています。
ボリュームたっぷり《にんじん入りカオマンガイ風》
にんじんをまるごと一本すりおろして入れた、鮮やかなオレンジ色の炊き込みご飯です。鶏肉入りなのでボリュームがありますよ。
【材料】
米 ── 2合
鶏もも肉 ── 200g
ねぎ ── (青い部分)1本分
a鶏がらスープの素 ── 小さじ1
a塩 ── 小さじ1/2
aごま油 ── 大さじ1
aオイスターソース ── 大さじ1
a酒 ── 大さじ2
水 ── 適量
【作り方】
1、米はといでザルにあげ、水気を切る。
2、にんじんをすりおろす。鶏肉を1口大の大きさに切る。
3、炊飯器に米とaの材料を入れる。
4、炊飯器の2合目の目盛りまで水を入れ、軽く混ぜる。
5、にんじんと鶏肉、ねぎの青い部分をのせて炊飯する。
6、炊き上がったら、ねぎと鶏肉を取り出し、軽く混ぜ合わせる。
7、盛り付け時に、ご飯の上に鶏肉をのせてできあがり。
混ぜるだけですぐできる《コーン枝豆のめんバタ混ぜご飯》
食材を混ぜるだけなので簡単です。コーンの黄色と枝豆のきみどり色で、お弁当が鮮やかになると思います。
【材料】
温かいご飯 ── 150g
めんつゆ ── 小さじ1
バター ── 2~3g
コーン(缶詰) ── 大さじ1
枝豆(冷凍) ── 大さじ1
白いりごま ── 小さじ1
【作り方】
1、バターを溶かす。枝豆は解凍する。
2、温かいご飯に材料をすべて入れ、混ぜ合わせたらできあがり。
毎日のお弁当作り、頑張りすぎずに頑張りましょう。