こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。

コロナの感染拡大により、一昨年、去年は運動会を中止していた園や学校も 今年は、感染症対策を工夫しながら開催するところが増えているのではないでしょうか。

未だコロナ禍で、学年別であったり、時短であったりの運動会のためお弁当持参では開催しないかもしれませんが、もし作る機会があったら試してほしい、お弁当の一工夫をご紹介します。

コロナ前の運動会のお弁当といえば、3段重ねの大きなお弁当箱に詰めて、おにぎりやおかずを持っていくおうちも多かったのではないでしょうか。

ビッグサイズのお弁当箱に見栄え良く詰めてあるお弁当はとてもおいしそうなのですが、大きなお弁当を広げてみんなでつまむとなると、今の時期、ちょっと不安になりますね。

オススメ『小分け弁当』

100均には、蓋つきのフードカップが豊富にあります。今まで使っていた大きなお弁当箱を活用しつつ、小分けでそれぞれが手に取れるような工夫をすると良いかもしれません。

お弁当を詰める前に、お弁当の仕上がりをイメージすることもできますね。

おにぎりには、パパやママ手作りのイラストシールを貼ってみてはいかがでしょうか。

おにぎりの中の具材がわかるだけでなく、シールを貼るだけなので忙しい朝の時短になります。

おかず、そうめんは、小分けにフードカップに入れることで一人一人が取りやすくなると思います。

少し大きめなフードカップには、カラフルな《ガパオライス風ご飯》を詰めてみました。お弁当が華やかになりますね。

カップで食べる「ガパオライス風ご飯」

【材料】

鶏ひき肉 ── 200g
玉ねぎ ── 1/2個
カラーピーマン(赤、黄、オレンジ) ── 各1個
ピーマン ── 1個
にんにく(チューブ) ── 小さじ1/2
aナンプラー ── 大さじ1
aオイスターソース ── 大さじ1
a酒 ── 大さじ1
a砂糖 ── 小さじ1
aしょうゆ ── 小さじ1
サラダ油 ── 適量
ご飯 ── 適量
ゆで卵 ── お好みで

【作り方】

1、玉ねぎをみじん切りに、ピーマンを2㎝角に切る。

2、フライパンを熱し、サラダ油を入れたら玉ねぎを炒め、ひき肉を加えて炒める。

3、ひき肉に火が通ったら、aの調味料を加えて汁気がなくなるまで煮込む。

4、別のフライパンでピーマンを炒め、汁気のなくなった3と混ぜ合わせる。

5、フードカップにご飯を詰めたら4を盛り付けてできあがり。お好みでゆで卵をトッピングしても。

前日に作る簡単「ケークサレマフィン」

焼きっぱなしで簡単、しかも余り野菜を消費できる甘しょっぱい《ケークサレマフィン》もお弁当にオススメです。

前日に焼いておけば、粗熱がとれた翌日はラップで包んで持っていくだけ。 朝、一品仕上がっていると気持ちが楽になります。

【材料】

ホットケーキミックス ── 150g
a卵 ── 1個
a牛乳 ── 100ml
aマヨネーズ ── 大さじ1
a塩こしょう ── 少々
余り野菜 ── 100g
ミニソーセージ(ハムでも) ── 5~6本

【作り方】

1、ボウルにaの食材を入れてよく混ぜる。

2、1にホットケーキミックスを入れ、さっくり混ぜる。

3、火の通りにくい野菜は細かくカットし、ミニソーセージは輪切りにして2に混ぜる。

4、型に入れて余熱で170度に熱したオーブンで25~30分焼いたらできあがり。

ひとり分のお弁当で『家族いっしょご飯』

普段お子様が使っているお弁当箱と同じくらいのサイズの使い捨て容器で 一人一人のお弁当を作りました。

大きなお弁当をみんなでシェアしなくても おなじご飯なら「おいしいね」を家族で共有することができます。

冷凍食品を活用した『のっけ弁当』なら時短に。ご飯の上には、冷凍食品の甘辛チキンとハンバーグをのせています。

タルタルソースは別容器に入れて

ケチャップはラップで包んで輪ゴムでとめて 食べる直前に、爪楊枝でラップに穴を開けて絞り出します。

コロナ禍でできなかった行事が、少しずつ戻ってきているように感じます。 素敵な思い出となりますように。