こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。
物価の上昇が続きますね。家計に大打撃です。出費を抑えようと思うと、削れるところは……やはり食費でしょうか。
節約のために外食やコンビニのお弁当の購入を控えて、すでにお弁当作りを頑張っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、私が実践している、まとめ買いをした食材を小分け冷凍保存しお弁当のおかずのレパートリーを増やしていく方法をご紹介したいと思います。
半調理してから冷凍保存するので、当日のお弁当調理時間がグッと短縮しますよ。
冷めてもしっとり「茹でささみ」
【材料】
鶏ささみ肉 ── 5本
水 ── 500ml
酒 ── 大さじ1
塩 ── 小さじ1
【作り方】
1、ささみ肉の筋をとる
2、材料を全部鍋に入れ、中火にかける。(水から茹でる方がしっとりします)
3、沸騰したら火を止め、すぐに鍋から取り出さず、余熱で8~10分ほど放置する。
4、茹でささみを鍋から出し、食べやすい大きさに切ってラップで包む。
5、ジッパー付きの保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍保存する。
「茹でささみ」は、そのまま解凍してお弁当に入れても、メインおかずになりますが、アレンジでレパートリーを増やしていきましょう。
茹でささみアレンジ(1) 「ささみピカタ」
ささみピカタ
【材料】
茹でささみ(解凍) ── 3本分
a卵 ── 1個
a水 ── 大さじ1
a薄力粉 ── 大さじ2
a粉チーズ ── 大さじ1
a顆粒コンソメ ── 小さじ1
オリーブオイル ── 適量
【作り方】
1、茹でささみに顆粒コンソメをまぶし、下味をつける。
2、ボウルに卵と水を入れてよく混ぜ、さらに薄力粉、粉チーズを入れて混ぜあわせ、衣を作る。
3、1に解凍した茹でささみをくぐらせる。
4、フライパンを熱し、オリーブオイルを入れて2を焼き色がつくまで焼いたらできあがり。
茹でささみアレンジ(2) 「簡単ささみフライ」
簡単ささみフライ
【材料】
茹でささみ ── 適量
てんぷら粉 ── 適量
水 ── 適用
パン粉 ── 適量
【作り方】
1、パッケージの表記通りの分量でてんぷら粉を水で溶く。
2、ささみを1の衣にくぐらせたら、パン粉をつける。
2、170℃の揚げ油に2を入れ、揚げ色がついて、油をきったらできあがり。
ガッツリ肉感「甘辛そぼろ」
【材料】
合いびき肉 ── 300g
玉ねぎ ── 1/2個
a砂糖 ── 大さじ2
aしょうゆ ── 大さじ2
a酒 ── 大さじ2
aしょうが(チューブ) ── 小さじ2
【作り方】
1、玉ねぎをみじん切りにする。
2、熱した鍋に合いびき肉と玉ねぎを入れて炒める。
3、肉に火が通りぽろぽろしたらaを入れて煮込む。
4、汁気がなくなったらできあがり。
5、粗熱がとれたらジッパー付きの保存袋に薄く平らに入れ冷凍保存する。
※使いたい分をポキッと折れるよう箸などで筋目をつけてもいいですね。
甘辛そぼろアレンジ(1) 「そぼろ弁当」
オーソドックスに、卵そぼろと一緒に
甘辛そぼろアレンジ(2) 「そぼろチーズ春巻き」
【材料】
甘辛そぼろ(解凍) ── 適量
春巻きの皮 ── 作りたい分
チーズ ── 適量
大葉 ── 適量
【作り方】
1、春巻きの皮を三等分に切る。大葉を半分に切る。
2、春巻きの皮に甘辛そぼろとチーズ、大葉をのせ、三角に折りたたむように巻いていく。
3、2の巻き終わりを水で溶いた小麦粉でとめる。
4、170~180℃の揚げ油で揚げたらできあがり。
甘辛そぼろアレンジ(3) 野菜そぼろチーズ焼き
野菜そぼろチーズ焼き
【作り方】
1、お好み野菜を食べやすい大きさに切り加熱する。(下茹ででもレンジ加熱でも)
2、アルミカップに野菜、甘辛そぼろとチーズを入れてオーブントースターで焼いてできあがり。
お弁当にお魚を「鮭のしょうゆ漬け」
材料2つ、調理工程もシンプルなのでオススメです。
【材料】
生鮭(切り身)─ 3切れ
しょうゆ ── 小さじ1部
【作り方】
1、(お好みで)生鮭の皮や骨を取り除く。食べやすい大きさに切る。
2、1の生鮭を焼いたら冷まし、ジッパー付きの保存袋にしょうゆと一緒に入れて冷凍保存する。
※かたまりだと袋から取り出しにくく時間ロスになるので、鮭は離した状態で保存袋に入れ冷凍しましょう。
鮭のしょうゆ漬けアレンジ(1) 「鮭おにぎり」
【作り方】
1、必要な分だけ保存袋から取り出し、再加熱する。
2、粗熱がとれたら、ご飯と一緒に握って、おにぎりに。
※鮭をほぐして入れるのもオススメです。
鮭しょうゆ漬けアレンジ(2) 「鮭のごま焼き」
【材料】
鮭しょうゆ漬け(解凍) ── 作りたい分量
a白ごま ── 適量
a黒ごま ── 適量
【作り方】
1、aを鮭にまぶす。
2、1をオーブントースターで焼いてできあがり。
一日の節約は微々たるものかもしれませんが、継続できっと大きな節約になると信じて!
無理なく自分のペースで、頑張りましょう。