週末の夜遅くに掲載している「今週のデジタル編集部」。普段の誌面からはちょっとそれまして、編集後記をお送りします。

『サイバーパンク2077:仮初めの自由』をクリアしました。最初はPCベンチ用になんとなく買い、それとなく細々と遊んでいるうちに発売されたDLC。個人的には本編もそこまで嫌いではありませんでしたが、DLCは格が違うというか、傑作中の傑作でした。ストーリーテリングの完成度はもはや信じられない高みまで押し上げられており、正直ジョニー・シルヴァーハンドがどうとかはかなり霞んでしまうレベル。

  • 『サイバーパンク2077』DLCをクリアして蒸発

ただ、本編はエンディングの分岐回収を簡単に行える仕様だったにもかかわらず、DLCでは回収できない仕様だったのがどうしても納得できません。シナリオの進行状況を分岐ミッションまで巻き戻すオプションを実装してほしいです。最強武器か最強サイバーデッキのどちらかしか取得してほしくないという思想なのか、シナリオ分岐の深刻さを高めたいだけなのか、どちらにしてもプレイヤーに不便を強いているだけな気がします。進行上やむを得ずリードを倒しましたが、マイヤー大統領につく体制側のシナリオも体験したいのに。(高菜)

  • Flying to the moon


富士フイルムの新しいチェキカメラ「INSTAX mini 99」には驚きました。色表現の変更や周辺光量落ちなどのエフェクトを、わざわざ物理的な機構を用意してアナログの“力業”で再現しているからです。デジタル処理でやれば簡単なのに…と思いがちですが、アナログでやった、ということが若い人に刺さるんでしょうね。若い人にフィルム写真のブームが広がる現在、INSTAX mini 99もヒットしそうです。(編集:磯)