ライターの高村です。憧れのシンプルキッチンを100均アイテムで作る収納テクニックを、収納王子コジマジックさんが伝授するこの連載。今回は、「プラかごでディッシュスタンド」を紹介します!

収納王子コジマジックより

プラカゴに横から割り箸を通して輪ゴムで留めれば、大きさの違うお皿を保管するのに便利なディッシュスタンドに。カゴの底にすべり止めシートを敷けば、安定性もアップします。


シーンに合ったかごを選ぶのも手

材料は、プラスチック製のかご、輪ゴム、割り箸とすべり止めシートの4点です。プラスチック製のかごは、幅が割り箸の長さよりも短いもの、そして割り箸が入る大きさの隙間があるものを選びました。また、食器棚などに出し入れしやすいように取っ手のあるものを使用します。

使う材料は、材料は、プラスチック製のかご、輪ゴム、割り箸とすべり止めシートの4点

あらかじめ、すべり止めをかごの大きさに合わせてカットして中に広げておきます。

滑り止めをかごに合わせてカット

そして、割り箸を挿入していき、その両端に輪ゴムを付けていきます。緩いと外れてしまい、きつすぎると割り箸が留まらなくなってしまうので、ちょうどいいくらいのとこで留めてください。

わりばしを挿入

両端に輪ゴムを付ける

その時、皿の深さに合わせて割り箸を設置していきましょう。あまり狭すぎると皿が入らず、逆に広すぎると皿が倒れてしまうので、注意が必要です。

割り箸の間隔を皿のサイズに合わせる

かごの長さ全てに行き渡るように割り箸を入れたら、ディッシュスタンドの完成です。長さ約23cmのかごに5本の割り箸を設置し、約20分で作ることができました。

割り箸を全て設置したら完成!

キッチンに設置、食器棚に収納も

早速、作ったディッシュスタンドをキッチンに設置し、皿を収納してみましょう。2種類の皿を入れてみましたが、ぐらぐらしたりすることなく納めることができました。

キッチンに設置して皿を収納

そのまま空いているスペースに置いても、キッチンになじみ使いやすそうです。

「前からあったような」、という気にさせてくれるほどのなじみ具合です

次に、ディッシュスタンドを吊り戸棚に収納してみることにしました。筆者宅では食器棚を置くスペースがないため、キッチンの吊り戸棚に食器を収納しています。身長が低いため食器の出し入れには日々苦労していて、何か良策がないかと考えていました。

このディッシュスタンドは、取っ手が付いているため出し入れしやすく、使いやすそうです。皿を重ねて入れるよりも収納できる量は減りますが、結局いつも、取りやすい手前の皿ばかり使用しているため、この方が日常使いできる皿は増えそうです。

吊り戸棚に収納するのもいい

全ての皿をこのディッシュスタンドに納めることはできませんが、アレンジによっていろいろなディッシュスタンドを作ることができそうです。深めのお皿は割り箸の間隔をかなり広げなければならず、必要以上にスペースをとってしまうので、避けた方が良さそうです。

小さめのかごで割り箸の間隔を狭めて作れば、浅めの小皿などをたくさん収納できるでしょう。大き目のかごで間隔を狭めて作れば、小さな子ども用のランチプレートなども収納できそうです。

シーンや皿に合わせてアレンジ自由!

初めは割り箸の長さと太さにとらわれて、かごの選び方に苦労しました。割り箸がかごの隙間に入らなかったり、幅が割り箸の長さに足りなかったりと、なかなか希望通りのプラスチックかごに出会うことができませんでした。

取っ手付きなら出し入れも楽々

しかし作ってみて、割り箸を加工すればもっとさまざまなアレンジができることに気が付きました。割り箸をかごの大きさに合わせて切って使ったり、菜箸のような長い箸を使用したりすれば、かごの大きさを制限せずに、いろいろなディッシュスタンドが作れそうです。取っ手付きのかごで作れば、高い位置での皿収納も可能になります。

このディッシュスタンドは、アレンジが可能だというDIYの魅力を存分に発揮できます。自宅の皿や食器棚に合わせて、ぜひ自分だけのディッシュスタンド作りに挑戦してみてください。

※本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願いいたします。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。

監修: 収納王子コジマジック

(日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で20年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に"笑い"を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上。著書・監修本は累計35万部を超え、2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた "収育"を理念として掲げた、日本収納検定協会を設立。2015年10月からは"お片づけを楽しむ検定"「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。

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