ライターの観月です。収納王子コジマジックさんが、子どもの片付けを促す、100均アイテムを使った収納テクニックを紹介していく本連載。今回は、100均で入手できるすのこと、MDFという木材を使って、子ども向けのシューズラックを作ります。留め具が必要ないので、DIY初心者の方でも安心です。

収納王子コジマジックより

玄関の壁にすのこを立てかけ、隙間にMDF(木材)を挿し込むだけで、できあがり! MDFの上に靴をのせて収納します。子どもの手の届く高さで、靴が取り出しやすく、しまいやすい形状になっているので、とても便利です。

【材料】

・すのこ
・MDF(木材)×数本※すのこの隙間に挟まるサイズのもの

※今回、MDF(木材)はホームセンターで購入しました。


いざチャレンジ

材料がそろったら、早速玄関に本体を設置。脱ぎ捨てられた靴をよけて壁側にスペースを作り、木材を挿し込んだすのこをセットします。

材料はすのことMDF(木材)のみ

散らかった靴を隅に追いやり、設置します

すのこの隙間に木材を挿し込んだ状態で、すのこを斜めに立てかけるように壁にくっつけると、間に挿した木材が壁と地面の接点部分に集約されます。

設置が完了したら、散らかった靴を板の上にのせるだけです。

縦向きに置くのも横向きに置くのもアリ!

靴の向きは、室内に向かって垂直と並行との2パターンで置いてみましたが、今回はやや細めの板をチョイスしたこともあり、垂直に置いた方が安定感があるように感じました。しかし、脱いだ靴をその場で収納することを考えたら、室内に向かって並行に置いた方が、子どもたちにとっては使い勝手が良さそうです。

室内に向かって垂直方向に置くと安定感が

並行に置くと使い勝手が良さそう

いずれにせよ、普段の玄関が多数の靴で埋め尽くされていることを考えると、これがあるだけでかなり見栄えが良くなるので助かります。

靴の収納によって玄関が広くなる!

「幼稚園用」「お散歩用」に加え、夏はサンダル、梅雨時ならレインシューズなど、用途に合わせた靴が全て脱ぎ捨てられた玄関は、雑然としていて美しくないもの。来客時などにはいつも慌てて片付けていましたが、これからは急なお客さんも余裕で迎えることができそうです。

これまでの散らかった玄関とはさようなら~

ちなみに、今回はとりあえず1つ設置しましたが、靴の数が増えてきたら、横に並べて2つ設置してもいいかもしれません。同じ大きさのすのこを使えば、見た目にも整頓されて見えるので、美しさを保つことができるだけでなく、玄関を広く使えてとってもうれしいです。

収納王子コジマジック

(日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で20年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に"笑い"を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上。著書・監修本は累計35万部を超え、2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた "収育"を理念として掲げた、日本収納検定協会を設立。2015年10月からは"お片づけを楽しむ検定"「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。

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