3月に就活がスタートして2ケ月近く経過しました。就職情報会社の調査では、昨年以上に内々定率が高い状態が続いているという報告が相次いでいます。
マイナビの調査では、昨年4月末の内々定率は47.3%でしたが、今年は4月末で50%前後になっているかもしれません。
皆さんのまわりでは「内定もらったよ!」という声が出始めて、「自分は、まだ1社も内定がない!」と焦りを感じ始めている方がいるかもしれません。しかし、就活の進捗具合は人それぞれ。焦りは禁物です。
今回は、「思うような結果が出ない」「就活の手詰まりを感じる」という人に向けて、就活立て直しのアドバイスをお届けします。
これまでの選考状況を点検しよう
エントリーシートが通過しない、面接で不合格になってしまう……という人、まずは第三者にチェックしてもらいましょう。
エントリーシートは、自分ではうまく書けていると思っていても、面接官の立場で読んでみると、まったく魅力を感じない内容になっている可能性があります。キャリアセンターの職員やOB・OGに読んでもらって、どこをどう修正すれば「より魅力的な内容になるのか」チェックしてもらいましょう。
また、面接で良い結果が出ないという人は、自分の面接シーンを思い返し、面接官の反応が良かったところと、いまいちだったところを振り返ってみることをおすすめします。
そのうえで、キャリアセンターの職員やOB・OGに面接官になってもらい、模擬面接を受けてみましょう。面接官に魅力的な人材だと思ってもらえるか、入社に対する熱意が感じられる話し方ができているかを確認してもらい、フィードバックを貰うのです。
視野を広げて業界&企業の選択肢を増やそう!
現時点で、結論が出ていない企業があまり残っていないという人は、今一度、業界選び、企業選びを見直してみましょう。
特定の業界にこだわり過ぎていたり、インターンシップに参加した企業にしかエントリーしていなかったりして、もともとの選択肢が少なすぎていないかを確認します。
今後のことを考えて少しでも不安を感じたら、これまで目を向けていなかった業界や企業を調べてください。
幸いにして、企業の採用意欲は非常に旺盛です。就職情報サイトでもまだまだたくさんの企業がエントリーを受け付けています。就職情報サイトでは、さまざまな条件で企業を検索できますが、特に注目したいのが「受付状況」です。
「積極的に受付中」「追加募集開始」など、募集状況に応じて企業を絞り込むことができるので、業種や職種、待遇など自分の希望条件をかけ合わせて検索して、臆せずエントリーしましょう。
孤独な戦いは禁物。まわりの大人を頼ろう‼
内々定が出始める時期になると、仲の良い友だちにも自分の進捗状況を正直に話せず、孤独に思い悩むことがあるかもしれません。
しかし、自分1人で悩みを抱え込んでしまうのはおすすめできません。心配ごとや悩みは、キャリアセンターの職員や自分の家族にできるだけ正直に打ち明けましょう。
特にキャリアセンターの職員は、言わば就活のプロ。さまざま悩みを抱える学生をサポートしてきた豊富な経験を持っています。
自己分析や企業研究の再点検はもとより、エントリーシートの書き方、面接での受け答えまで実践的なアドバイスがもらえるはず。場合によっては大学に届いている求人情報をもとに優良企業を紹介してもらえる可能性もあります。
とにかく、就活で孤独な戦いは禁物。まだまだ焦る必要はありません。まわりの大人、社会人の力を頼って就活を進めましょう。