インターンシップ参加目的を確認する
インターンシップへの参加が決まったら、プログラムに参加することで何を学びたいのか、何を確認したいのか、自分なりの目的を確認しましょう。
インターンシップに参加することで、業界や企業に対する理解が深まり、自分の職業適性が分かったり、自分の能力や資質をどのように生かせるのか、ヒントがつかめたりすることでしょう。
2023年卒の就活生向けのマイナビの調査では、インターンシップ参加後の変化として、「職業適性が分かった」「働く意欲が高まった」「業界・企業・仕事内容の絞り込みができた」など、さまざまな効果が指摘されています(下記のグラフ参照)。
こういった調査結果も参考にして、自分はどんな変化を求めてインターンシップに参加するのか、事前に確認しておきましょう。
グラフには記載されていませんが、インターンシップは就活準備のモチベーションアップにも効果的です。同じプログラムに参加する他大の学生の就活準備への取り組み姿勢を見ることで、大いに刺激を受け、その後の就活準備への取り組みにもプラスの変化が生まれることでしょう。
企業の最新情報をチェックし、疑問点や質問内容を整理しておく
インターンシップには主に3つの体験スタイルがあります。実際に業務を体験できる「職業体験型」、グループを作って企画を立案したり課題の解決方法を考えたりする「グループワーク型」、そして、業界やマーケットの動向についてレクチャーを受ける「講座・レクチャー型」です。
どのプログラムに参加する場合も、業界や企業、そして仕事内容について、事前に情報収集しておきましょう。その上で、インターンシップに参加した際にあらためて確認したいことや疑問点を明確にしておきましょう。
業界の課題、将来性、業界内での競合関係など、企業のホームページや就活サイトの情報だけでは理解できないこともたくさんあると思います。
また、実際の業務を担当する社員が参加するプログラムであれば、具体的な仕事の進め方、仕事のやりがい、苦労すること、あるいは職場の雰囲気など、よりリアルな情報が収集できるでしょう。
こうして得られた情報を、インターンシップに参加した業界や企業ごとに整理して比較することで、自分にマッチする業界や企業の絞り込みにつなげることができます。
アクセス方法や通信環境を確認する
最後にインターンシップ参加前の事前準備のポイントを、対面型プログラムとWebプログラムに分けて整理してご紹介します。
対面型プログラムの場合、まず確認しておきたいのがインターンシップの開催場所と、開催場所までの交通機関と所要時間です。
インターンシップの場合は、その企業の本社や支社以外の外部のイベント会場や会議室が使われることも珍しくありません。当日、慌てることがないように、開催場所へのアクセス方法と所要時間(余裕をもって)は必ず確認しておきましょう。
また、参加時の服装や持ち物などについても、企業から届くメールなどでチェックしてください。そして、交通機関の乱れや体調不良なので、到着が遅れたり、やむを得ず参加できなくなったりした場合の緊急の連絡先についても確認しておきましょう。
Webプログラムの場合は、通信環境と通信用の端末のチェックを最初にしておきましょう。学校の授業などでもオンライン化が進み、普段から慣れている方なら心配ないかもしれませんが、インターンシップ中に通信が不安定になったり、通信できなくなってしまわないように、あらためて確認しておきましょう。
また、Webプログラムで使用するオンライン会議のアプリは企業によって違いがあるので、企業から指定されたアプリが問題なく使えるかどうか、友だち同士で確認しておくと安心です。さらに、少しでも印象をアップさせるために、明るい場所でWebプログラムに参加したり、照明用の卓上ライトを準備したりしておくといいでしょう。
学業、アルバイトなどで何かと忙しい学生生活のなかでインターンシップに参加するのですから、少しでも中身の濃い体験ができるように、しっかり事前準備をして目的意識をもって前向きな気持ちで参加しましょう。